幼いころから小さい子どもや親戚のお世話をするのが大好きで、保育士を志すようになりました。『長吉六反保育園』へは新卒で入職しましたが、1年間だけの非常勤としての採用だったので、契約が終了すれば次の職場を探すつもりでした。ですが、当時の園長先生や他の先生たちと働くうちに、いつのまにか『長吉六反保育園』や子どもたちが大好きになり、このまま働き続けたいと思うようになっていました。そんなとき、園長先生から「うちで保育士を続けていかないか」と声をかけてもらい、2年目から正職員として働くことに。
今は25名いる3歳児クラスの担任をしています。進級したての4月はまだ手助けが必要な時期ですが、最終的には子どもたち自身で食事や遊びをできるようになることが目標です。興味を示したことは積極的にしてほしいですし、私もそれを止めたくありません。でもケガをしてはいけないので、お友達と走って遊ぶなら「前見て!」「他のお友達もいるよ!」と声かけの回数を増やしたり、おもちゃが落ちていたら「何か落ちてない?」と声をかけ、自分で気付き拾ってもらうなど、考えて行動してもらえるような声かけやサポートはいつも心がけています。子どもたちができることを増やし成長していく姿を見るのは、何年経っても喜びは大きいです。
誰かの記憶に残り続ける、そんな保育士を目指したい。
子どもたちが成長する姿は、何度見ても嬉しいです。
母になり、保護者の方の気持ちにより近づけるようになりました。
入職して15年。2度の産休を経て、現在は子どもを『なみはや福祉会』の保育所に預けながら働いています。正直、上の子を出産した後は葛藤もありました。というのも、復職後、最初に受け持つクラスが0歳児だったこともあり、自分の子どもでなく人の子どものお世話をすることに、申し訳なさやもどかしさも感じていたからです。ですが自分が母親になることで、今まで気付けなかった保護者の方の想いを少しずつくみ取れるようになり、保育士としての視野も広がりました。保護者の方や子どもたちから、「先生たちのおかげです」「先生大好き!」と声をかけてもらうと続けて良かったと改めて感じますし、やりがいにもつながっています。これからも保育士として活躍し続け、園を巣立っても子どもたちの記憶に残るような存在になりたいですし、先輩たちのように保護者の方の中にかつての卒園児ができるような長い歴史を重ねていきたいと思っています。
保育士に関わらずどの仕事も大変なことはありますが、色々な想いを持ち保育士の仕事を選んだからには、子どもたちと過ごす時間を思いっきり楽しんでください!園全体が明るい雰囲気で先生も子どもたちも元気いっぱいの場所なので、自分らしくのびのび働けるはずですよ。
2005年入職