吉川乗務員
尊敬する先輩がいるから、自分もそうなりたいと思えます。
・バス運転手としてどんな時にやりがいを感じますか?
バスの運転経験が長いので、修学旅行で行くような定番の場所や京都市内の細かい道もほぼ把握していると思います。
バスが通れるか通れないか、こちらの方が近道だ。など臨機応変に対応できます。
私は慣れない遠隔地に行く方が好きなんです。
事前に下調べをしたり、最善のコースを選んで円滑に仕事を進める事にやりがいを感じてます。あくまでも自己満足かもしれませんが・・。
自分で調べるだけではなく、現地の方に聞いたりする事もあります。
入ってみると狭い道だったり、Uターンできなかったり、紙の地図しかなかった時代は失敗もたくさんありました。
最近ではインターネットの地図検索で道路の詳細まで確認出来るので、知らない道に行く事も一つの楽しみになりました。
遠方に行くと運転に慣れていない道路や雪道等、経験の長い運転手でもあまり好まれないようですね。
どんな状況であっても神経を使いますが、お客様がいる限り私が運転するんだという強い気持ちで担当しています。
・明星観光バスのここが自慢という所はありますか?
希望に合わせて休みを取れる。それが一番!仕事のやる気も変わりますよ。
常日頃から運行管理者とドライバーのコミュニケーションがしっかり取れているからこそ実現できるという事。
協力体制が整っているので、観光バスの繁忙期である春や秋の学校行事などが重なる時期も希望するシフトの取得が可能です。
社歴に関わらず、相談しやすい環境が整っているので安心です。
・これまで印象に残っている事はありますか?
遠隔地への運転で一番遠かったのは岩手県です。山登りをするお客様の送迎で、お客様は山で2泊しているのを私ともう一人の運転手は山の麓のホテルで待機。
これ以外にも長ければ10泊お供するツアーとかもあります。
ハワイからのインバウンドのお客様で成田空港へお客様をお迎えにあがり、関西に向けて旅を楽しみ、最終は関西空港までお届けするという行程。
大変でもありますが、経験が高いからこそ任される仕事だと思うので、最終まで無事に終えた時の達成感も味わえます。
これまで困難だった道は思い出せないくらいたくさんあります。
自家用車がすれ違うのも難しいような道もあれば、信州の山道は看板が何も出ていないので、合っているのか間違っているのかもわからないような道を進んだ事も。
四国八十八ヶ所も昔ながらの道が多いので、とても難しいです。
これまで行った場所であれば、地名を言われたら、だいたいどんな道かわかるのも観光バス運転手の醍醐味の一つですね。
・明星観光バスだからこそのやりがいは何ですか?
観光バスというくらいですから、それがメインの仕事になりますが、
観光名所を巡るオープントップバスの「スカイバス」も勤務のローテーションにより担当する事もあります。
スカイバスは観光バスでありながら、路線バスに近い感覚も経験する事が出来ます。
360度スカイビューのバスなので、景色を楽しんでもらうために速度を調節したり、貸切バスとはまた違う部分を学ぶ事もたくさんあります。
スカイバスも運行時間は決まっていますが、渋滞による遅延も会社は理解してくれています。焦って運転する事も無いのでお客様の事を優先して考えて運行出来るので安心です。
外国のお客様の乗車も多いので、必ずしもお話しをする必要は無いですが、英語の勉強がしたいという気持ちが芽生えています。
・どんな方と一緒に働きたいですか?
今、活躍している運転手も全く違った業種の方もいれば、運転の経験者であればトラック運転手、タクシー運転手、バス会社で働いていたけどマイクロバスだけ。と様々です。
昔とは違い、若い方・ドライバー経験の無い方も活躍しています。
未経験で入社される方が多いので仕事は丁寧に教えていきますが、それよりも先輩の働く姿勢を見て感じとってもらう事がベストだと思います。感じなければ行動に移せません。
運転のテクニックはもちろん、お客様の事や一歩先の事を考えて運転される尊敬する先輩の姿を見て私も勉強してきました。
お客様の対応や社内での人間関係が上手くできる人は長く続くと思います。
一番の自慢でお伝えした、休日の事もそうですが、相手への配慮が出来る人が活躍できるでしょう。