加西市の強みである農業で笑顔をつくる。異業種からチャレンジしてよかったです。
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物流業界から人の縁で農業へ転職。生活リズムが安定しました。
もともとは贈答用スイーツの物流加工に携わっていたのですが、そのころからずっと農作業に対するあこがれがありました。多彩な農産物を生産する加西市において、農業は一番の強み。だからこそ、いつかはやってみたいと思っていたんです。
そんなときに、知り合いであった葉名菱の社長に声をかけてもらい転職の決心をしました。当初は葉物野菜の水耕栽培に関わり、果樹花ふぁーむの開設に伴い立ち上げ責任者に。現在はふぁーむ長として、みんなと協力しながら5~6種類のいちごを栽培し、旬の季節になればいちご狩り体験の接客や管理も行っています。当社で働くようになって仕事以外で大きく変わったのは生活リズムです。日の出とともに出勤して、暑くなったり暗くなったりしたら帰るといった感じで夕方以降はゆっくりできます。朝は早いですけど、前職と比べて自由時間が増えたので満足していますね。
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農業は自然との戦い。でも、がんばっただけ報われる瞬間があります。
葉物野菜の水耕栽培であれば年に6回収穫できますが、いちごの収穫は年1回だけ。なので、毎年ドキドキです。1年間の流れを説明すると、1月から5月が収穫期で、そこからは育苗期となり、10名程度のスタッフで27000株のいちごを育てています。ハウス栽培の設備は最新式で、温度や二酸化炭素、日の当たり具合などをコンピューターで制御。高設養液土耕栽培技術という方式で栽培しているので、腰をかがめずに手入れできるのも便利です。とはいえ、体力勝負であることに変わりはなく、手間暇惜しまず育てた苗が病気で枯れたり虫に食べられたりすることも。自然相手のきびしさに直面してめげそうになりながらも、情熱を持ち続けられるのはお客様の存在です。いちご狩りの際に、「甘い!おいしい!!」と喜んでいただければ、すべての苦労が報われます。特に小さなお子様の笑顔を見るのが好きですね。それこそが、果樹花ふぁーむで働く最大の魅力といえます。

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目標は、お客様とのさらなる接点づくり。新しいことに挑戦中です。
2025年に、果樹花ふぁーむは3年目を迎えました。いまも独学で知識を身に付けながら、近隣で農園を営む方に手法を教わり、栽培方法の見直しを続けています。育て方を改善してきたことで、オープン当時と比べて収穫量が増えました。より多くのお客様を呼べるように、今後も工夫していきたいところです。同時にいちご狩り以外でもお客様と接点を持てないかを考え、いちごの育苗期中に収穫できるイチジクやブルーベリーの栽培を始めました。それに、かき氷を名物にするのも面白いかなと思っています。地元のお祭りに出店した際に、当農園産のいちごを使ったかき氷を提供すると大好評で、地域のラジオ番組でも話題にしてもらえました。お客様から年中親しまれる農園にするためのアイデアを思案するのも仕事の楽しみです。
歴史が浅いからこそ自分たちで考えていける余地がある果樹花ふぁーむを、一緒に育ててくれる方が来てくれるとうれしいですね。