「わたし」らしさを表せる仕事

運転士:岩附摩利子

2009年入社
入社以来無事故で、
社内での無事故表彰も受賞

家庭も仕事もやりがいも、全部あきらめなくていいんです

実は私は、思いがけないことからバス運転士になったんです。
十数年ほど前、うどん屋さんのパートで働いていたのですが、その会社がバス会社を起こすことになって、大型二種免許を取得しました。
慣れるまで時間もかかりましたが、貸切バスを運転して、全国あちこちに行けるようにまでなりました。
やりがいも感じていましたが、早朝や夜遅いシフトで娘たちの寝顔しか見られないことも多く、ほかの仕事を探そうとした時、娘が「辞めないで。私たちは大丈夫だから」と言ってくれ、運転士を続けることを決意しました。
女性は結婚や出産、そして家庭との両立に男性以上に壁があります。
それでも少しずつ女性運転士は増えており、名鉄バスでは専用の施設も整備され、快適で休憩もゆっくり取れます。
まだまだ男性が多い職場ですが、仕事の評価に性差はありません。

わたしらしさも大切に

車内アナウンスにはマニュアルがあります。
初めはマイクを通して話すことに慣れず、決められた言葉ですら詰まったりしていたのですが、今では「お気をつけて」とか「行ってらっしゃい」とかプラスαで声を掛けるようにしています。
たまに高校生が「行ってきます」なんて言ってくれると、うれしいものです。
長い年月をかけて、わたしらしさが仕事に表れてきたと思います。

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