スタッフインタビュー

事業所の特色の一つに「農業実践デイサービス」があります。これは利用者さんに敷地内の畑を使って野菜を育てていただくプログラム。育てた野菜はスーパーなどに卸し、販売するところまで行います。社会参加が目的ではありますが、役割を持つことで利用者さんに野菜を育てる楽しさや商品が売れる喜びを感じていただくことができます。この取り組みは他にはあまりないものなので、とても珍しいと思います。「次はあの野菜をつくろう」とか、「こんな風に販売してみたらどうか」とか、相談している時の利用者さんの目はなんてイキイキしていることか。スタッフも楽しそうに参加していますよ。

以前は企業内託児の保育士をしていました。ヘルパーの資格を持っていたことに加え、介護スキルを上げたいと思っていたこともあり、現在の職場へ。転職の決め手は施設の明るい雰囲気に惹かれたこと。同世代の方がたくさん働いていたので安心して仕事を始めることができました。利用者さんとの農作業は楽しくやらせていただいていますよ。収穫した野菜は販売するのとは別に私たちも味見をするのですが、やはり自分たちでつくった野菜は格別のようで、普段は食欲のない方もこの時はモリモリ食べてくれるんですよ。その姿を見ると、頑張って良かったなとホッコリします。

音楽療育とは、音楽の楽しさや音楽の持つ様々な性質を効果的に用いて、心身の発達・回復を支援していくもの。音を鳴らしたり、歌ったり、踊ったり。それらの体験を通じて集団生活での自立に向けたお手伝いをします。このお仕事のやりがいは、子どもたちの変化「自分にもできる！」という自信が芽生える“瞬間”に出会えたとき。落ち着きのなかった子が先生の話を聞けるようになったり、名前を言えなかった子がいろんな言葉を発するようになったり。一番近い距離で子どもたちの成長を見守れることに大きな喜びを感じています。

以前は電気関連の会社で事務をしていました。転職のきっかけは、子どもの成長を音楽という観点からサポートしていくところに大きく惹かれたから。専門スキルや経験は一切なかったけれど、見学に来た時にスタッフの皆さんや子どもたちの笑顔に触れて、「ぜひ、ここで働きたい」と思いました。仕事を始めてまだ間もないけれど、毎日が勉強で充実しています。何より、子どもたちの頑張りや、小さくとも大きな一歩となる成長の過程を見られることにやりがいを感じています。