地域の相談窓口として、
頼りにされる存在でありたい。
柿谷 哲央
ケアマネジャー・相談員 / 入職2008年01
どのようなお仕事をされていますか?
『深草・南部地域包括支援センター』のケアマネジャーとして、主に介護予防支援を担当しています。地域包括支援センターとは、地域に暮らす高齢者に関しての介護・福祉・健康・医療など生活全般の相談を受けて支援を行う、京都市が市内61カ所で受託運営している公的な総合窓口です。私たちのもとには、支援を必要とするご本人様、そのご家族様、ときには地域の方からの「近所に住むお年寄りが心配」といった相談も寄せられます。相談を受け付けると、他機関とも連携を取りながら支援策を考え、適切な介護サービスをご提案。サービスが実施されてからも定期的に訪問し、生活に問題がないかモニタリングします。法人から貸与された原付バイクか電動自転車でご利用者宅を訪問しています。
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職員から見た京都老人福祉協会の魅力を教えてください。
京都老人福祉協会は業界大手で、福利厚生が充実しています。
たとえば、リフレッシュ休暇。年間10日の休暇を一括または2分割で取得でき、まとまった休みを取れます。取得時期はほかの職員と被らなければいつでもかまいません。ちなみに私は、毎年旅行を計画しています。24時間365日体制の介護業界にあって、公休が多いうえに連休を取れるのは、自分が休んでも他の職員が対応できる体制をつくっているからです。利用者様の記録を詳細に残すことで、安心して休める職場になりました。
また、2020年に感染症が流行した際は、感染対策のため在宅ワークを積極的に取り入れ、出勤を1日おき程度に抑えました。状況に応じて働き方を変える柔軟性は、当法人の魅力だと思います。
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やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?
私たちの支援によって利用者様の生活が改善され、お元気に生活されている様子を見たときは大きなやりがいを感じます。
特に印象に残っているのが、家の片付けができず不衛生な状態で生活されていた利用者様です。すぐに支援したい状況でしたが、利用者様は支援を拒否。それでもあきらめず時間をかけて接するうちに少しずつ笑顔が増え、最終的には支援を受け入れてくださいました。
実はこのように、支援を拒否する方はたくさんいらっしゃいます。生活に立ち入られたくない、自分は大丈夫だから支援されたくない、など理由はさまざまです。そんな時は行政や他の福祉サービスの事業所などと連携し、なんとかご本人様とつながりを持てるよう努めます。ご本人様と面識のある民生委員さんや老人福祉委員さんと一緒に訪問し、関係性を築く方法も有効です。努力が実を結び、頼りにしていただけたときは本当にうれしいですね。
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これからの目標を教えてください。
これからも、地域に暮らす方々に信頼されるケアマネジャーでありたいです。そのために意識しているのは、丁寧な言葉遣いや親切な説明、そして笑顔で接すること。最初は支援の受け入れが難しい方でも、これらの事を心掛けて根気強く接していくことで、次第に信頼関係を築くことができたりします。
また、私は法人内の研修委員で新人研修も担当しているので、相手の立場になって物事を考えられる職員を育てたいです。私自身、新卒で入社して社会人生活に不安を抱えていたとき、先輩方の丁寧な指導に助けられました。また、研修を通してほかの事業所や他法人の職員さんと出会い、つながりを持てたのも良かったと思います。研修制度は整っていますので、人と関わることが好きな方、より良い地域づくりに興味のある方はぜひ入職していただきたいです。
柿谷 哲央
ケアマネジャー・相談員 / 入職2008年介護専門学校時代の担任講師に勧められ、新卒で京都老人福祉協会へ入職。デイサービスで4年半、小規模多機能施設で1年半、居宅ケアマネジャーの事業所で2年半の経験を積み、深草・南部地域包括支援センターへ。現在はケアマネジャーとして活躍するかたわら研修委員会にも所属。自ら講師を務めるほか、講師のセッティングも行う。
職員のONEDAY
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出勤
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朝礼・ミーティング
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事務仕事・訪問の準備
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利用者様宅へ2件訪問
生活のご様子をモニタリング -
休憩
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モニタリング結果の入力
行政・病院・地域住民からの
電話相談に対応 -
退勤
取材日:2020年8月