ひとつ上の働きやすさへ!変わり続ける寿冷蔵
私たちは人の知恵とテクノロジーを駆使して、常に業務の効率化を図っています。特に時代が令和に入ってからはハード面の強化が進み、業務負担が劇的に改善されました。その歩みは、いまも変わりません。人の知恵による小さな改善の積み重ねが、働き方の改善につながっています。
全自動倉庫の増設
入出庫の負担を減らすため、2019年に尼崎南DCに全自動倉庫を増設しました。コンピューター制御のクレーンやシャトル台車を活用することで、パレット単位の荷物を自動で保管・仕分けしています。これにより、先入れ先出し管理や順列出庫も容易になりました。
デジタル管理によるペーパーレス化
当社の倉庫作業スタッフの月給は、業界水準を上回る30万円以上です。その理由は、倉庫の「回転」と「効率」を高め、商品入れ替えの頻度を向上させ、敷地面積を変えることなく売上を伸ばしてきた歴史にあります。得た利益を社員に還元してきた結果、給与も業界水準以上になりました。また、キャリアアップについても社歴に関係なく、仕事への取り組みで評価しています。入社2年目にリーダーに就任した新卒社員もいます。2023年11月より年金制度も新たに設け、だれもが安心して長く働ける職場づくりを進めています。
オンラインシステムの導入
2020年から社内システムを見直し、専用のオンラインシステムを導入しました。それまでFAXで受けていた入出庫依頼をオンラインで受け付けるようにしたことで、入力業務がほぼなくなり、指図書の作成も容易になりました。また、ドライバー対応もタブレットによる登録に変更したことで、管理業務の負担が大幅に減りました。
自動ソーター(仕分け機)を導入
これまで、出荷先の大手スーパーの店舗ごとへの仕分け作業は、人海戦術で行われていました。しかし、2023年の夏に本社倉庫の荷捌き場に自動ソーターを導入したことで、一ヵ所に商品をまとめておけば、そこから各地域に自動で振り分けられるようになりました。これにより、仕分けを行うスタッフの移動範囲は大幅に縮小され、肉体的な負担も軽減されました。また、作業時間も短縮されたため、現在では少ない人数でも多くの商品を取り扱えるようになっています。
現場主導の改善提案
倉庫作業スタッフのリーダー以上による定期的な業務改善の話し合いに加え、立場や社歴に関係なく現場からの提案を募り、業務に反映させています。カゴ車や商品の置き場所の変更など、細かい改善も歓迎しており、10秒でも早く作業を終わらせられる方法であれば、すぐに取り入れます。10秒の短縮は、それほど効果的に思えないかもしれません。しかし、10秒の短縮が10回、20回と積み重なれば、大きな時間短縮になります。私たちは、現場からの提案を積極的に採用することで、より働きやすい職場づくりを目指しています。
意欲に応える待遇改善