社員インタビュー詳細

微生物との対話が、安心の生活と環境を守ることにつながっています。

A.M.さん
浄化センター勤務
分析
勤続1年
苦手だったコミュニケーションが自然にとれる、働きやすい職場です。

私は、人と話すことがとても苦手で、あまりコミュニケーションが求められない職場を希望していました。就職活動を行う中で、最初に見学した企業の工場では、仕事内容や体力面が厳しいためか、女性がほとんどいない職場で戸惑いました。その後、高校の先生と一緒に企業を探していたところ、女性も働きやすいと紹介してもらったのが、神鋼環境メンテナンスでした。実際に、私が働く職場の皆さんは仲が良く、とても明るく接しやすい人ばかりなので、仕事がしやすいと感じています。様々な企業がある中で、あたたかい職場に就職できて家族も喜んでくれています。

知識の習得に苦戦した微生物に愛着が湧くまでになりました。

分析班の仕事の一つに、処理水を顕微鏡で見て、水中に存在する微生物の数や種類から水質を把握・分析して報告する仕事があります。高校時代、生物や化学は苦手で、最初は微生物の名前と形を覚えるのが大変でした。数える対象となる微生物は、60~70種類にのぼります。形だけを見て種類を特定できる微生物もいれば、実際の動きを見ないと分からないものも。まずは上司の方の作業を見せてもらいながら、微生物の名前の覚え方をユーモアを交えて教えてもらったことで、今では概ね必要な微生物の種類や特徴を答えられるようになりました。微生物は川など自然界にも存在しますが、下水処理場では1~5群に分類しており、処理の状態によって出現するものが異なります。最近では、豊かで美しい海の再生に向け、瀬戸内海の環境保全を見直す操業をしているため、1群の微生物が多く見られます。私が好きなイタチムシは5群で、処理が良好なときに多く出てきます。微生物は生き物なので、処理の状態によって種類が変化していく様子を観察できるのが、この仕事の面白みの一つです。

分析業務をしっかりと行い、施設全体への理解も深めたい。

私たちが分析した内容が、施設の処理方法の運転基準になるため、大きな責任を感じますが、街の人たちの生活や環境を直接守っていることが仕事のやりがいになっています。今は担当する分析の作業を行っているだけですが、今後は運転や整備などほかの班の仕事内容や現場の設備についても、より理解を深めたいと思っています。また、絵を描くことが好きなので、休みの日は推し活のほか、絵を描いて過ごすことも多いのです。昨年の業務報告で作画したプレウロモナスの絵をほめてもらえたのは嬉しかったです。下水処理場での分析の仕事と聞くと堅いイメージを持たれるかもしれませんが、とても働きやすい職場と思います。

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