スタッフインタビュー詳細

働いて気がついた警備業の人材管理の面白さ。だれもが努力をすれば、上を目指せる環境があります。

雲丹亀 光久
業務部 主任 
2010年入社
転職を重ね、29歳で見つけた天職。知らない世界だからこそ、新鮮さを感じました。

私はこれまで投資や保険会社の営業畑で働いていたので、警備のことはまったくの門外漢。この道を志したのも、転職活動で行き詰ったときに読んだ卒業文集がきっかけです。幼き日の私は、未来の目標として「人の役に立つ」「学校の先生」の2つを書いていました。そんな折、警備業界の仕事に指導業務もあるという記事を見かけ、これは教師に近いのかもと興味を持ったのです。警備業も視野に入れて仕事を探すと、映画のロケの警備を担当した実績がある『警備ひゃく』が目に留まりました。面接に行き話を聞いてみると、病院から競馬場、飲食店、スーパー、工場、大手企業まで多くの現場があることを教えてもらい、幅の広さにおどろきましたね。そのまま二次面接まで進み、即内定をいただいたので入社しました。配属された業務部は、200名ほど在籍している警備スタッフを統括する部署。研修として、入社後から半年間で100ヵ所以上の現場を回りました。施設内外の監視や人数のカウント業務、駐車場誘導、イベントの見回りなど日ごとに違う現場に行くので、毎日が発見の連続といった感じです。そして、それが私にとっては楽しい時間でした。というのも、これまで経験してきた営業というのは、数字に追いかけられているイメージで精神的に疲弊することが多かったです。しかし、警備の世界は、これも覚えよう、あれも覚えようと、逆に自分から知識を追いかけていけるので夢中になれます。そうこうしていると、あるときに改築したばかりの姫路城で大物フォークシンガーのラジオ番組の生放送があり、その警備を担当することに。仕事を通して、本当に芸能人にも会えるのだとうれしい気持ちになりました。何も知らずに飛び込みましたけど、結果的にどんどん魅力がわかって意欲が上がり、気がつけば10年以上在籍しています。

「適材適所」を考えるプロデューサー的なポジションや指導教育がどんどん面白くなっています。

警備業の面白さを強く実感するようになったのは、入社から3年経ってからでした。現場ごとにどういう仕事があるか、どういう特性があるかを理解したことで、配置業務が楽しくなってきたのです。それ以来、警備スタッフたちの個性を見極め、現場の特性を見極め、一番うまく回るように工夫して配置しています。この作業を繰り返していると、だれにでも得意な分野があると気づかされました。Aという現場でうまくいかなくても、Bという現場で花開く人もいれば、一見向いていないように見えても経験を積むことで急成長する人もいます。そういう姿を見ていると、だれもが活躍できるようにしたいと本気で思えるようになりました。ヒントはいろいろなところにありますから、同業他社の警備員の仕事ぶりも見逃しません。すばらしいと思えるところがあれば、観察して自分なりにノウハウを吸収し、それを現場のスタッフに共有しています。また、私自身も現場で働き、部下目線で問題点を抽出。その問題を解決できるアイデアを思いつけば、当社の教育指導部に提案して、研修内容に組み込んでもらっています。人材教育についても力を入れていきたいので、いつか指導教育責任者の資格を取得して、自分の手で警備スタッフ全員のスキルの底上げを図るのが今後の目標です。当社の場合、積極的な姿勢があれば、上にのぼっていけます。口下手だったある新人は、努力してコミュニケーション能力を身に付け、わずか2年で大病院の警備の総隊長に出世しました。交通警備からキャリアをスタートしたある社員は、いまでは私が所属する部署の部長です。そういう成功例が続くように、どのようなキャリアからスタートしても、活躍できる場所にたどりつける環境をつくっていきたいと思います。警備スタッフは、「人の役に立つ」仕事です。それに、人を導き・育てるという部分は、「学校の先生」のように感じます。将来に悩んだとき、卒業文集を読み返してみるのもバカにできないなと思いましたね(笑)

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