河市水産との出会いは、高校時代のアルバイト。仕事自体はハードでしたが、終わった後の達成感と爽快感、周りの人のやさしさや活気ある声など、市場ならではの楽しさが心に残りました。その後、ほかの仕事もしましたが「何かが違う」と感じ、再び河市水産に入社。以来この仕事一筋です。楽しさに惹かれて入った業界だったため、最初は魚に詳しかったわけではありません。それでも毎日魚を運んでいると、変わった見た目の「マトウダイ」に出会ったり、「剣先イカ」が関東では「ササイカ」と呼ばれることを知ったりと、自然に知識が増えていきました。市場には多くの魚がならんでいますし、普段見ることのできない流通の裏側を知ることができて、好奇心を持って見ると楽しいんです。外からでは知ることのできない景色もありますので、新人さんにはぜひ市場ならではの空気を楽しんでほしいですね。
新人さんには、市場ならではの空気感を楽しんでほしいです。
配送部の仕事は、営業担当が商談で売ってくれた商品を運ぶこと。配送エリアは京都一円、滋賀、大阪の一部地域です。朝は前日にご注文いただいた商品をピッキングするところからスタート。1日にまわるお客様先は、滋賀県など遠方へ行く場合は6件~8件、市内なら15件~16件です。担当する配送先は、大きな車が得意なら遠方、というように本人の適性によって決められます。昼にはすべての配送を終え、現場を片付けて勤務終了です。深夜からお昼まで働くライフスタイルは、どうしても周りと予定を合わせにくく、不便に感じることもあります。しかし、人が寝ている時間に働くということは、人が働いている時間に自由になれるということ。帰宅するときは、ちょっと優越感がありますね。結局、寝る時間帯が人と違うだけなので、私はこの生活を特別イヤだとは思いません。「時間帯がちょっと…」とお思いの方も、はじめてみたら案外快適かもしれませんよ。
河市水産で長く続けられた理由の一つに、人間関係の良さがあります。上司は「自分は上の立場だから」とふんぞり返るのではなく、部下とともに現場で汗をかいてくれる方ばかり。みんなで一緒に頑張る雰囲気は当社の魅力ですね。現在は私も主任となり、人を育てる立場です。新人さんが入ってきたら緊張を和ませるためにも少し冗談を言ってみて、どんな反応をするかで性格を探り、その人に合った接し方をするよう心がけています。とにかく、仕事を嫌いにさせないことが第一。せっかく縁あって河市水産に来てくれたのに、芽を摘んでしまうのはもったいないですからね。当社が配送に使うトラックは、すべて小型か中型です。特にショートタイプの2t車は、乗用車より一回り大きいだけなので、それほど緊張しなくてもすぐに運転できると思いますよ。未経験ではじめた先輩も、みんな問題なく成長しています。一緒に汗を流して、ときには冗談を言って、仕事を楽しみましょう!