スタッフインタビュー

当法人は、全施設で「うわさ話・陰口・悪口禁止」を掲げています。説明会や採用面接でも、最初に必ずご説明します。その場にいない人のことを悪く言うのはやめましょう、というのが施設の方針です。他の職員に何か改善して欲しい点があるときは、ぜひ相手のことを思って愛情を持って伝えて欲しい。言われた側としては、ときには胸が痛むことがあるかもしれないけれど、ひと呼吸置いて、自分が成長できるチャンスだと思って「ありがとう」という気持ちで聞きましょうと、日頃からお話しています。

そうは言っても、なかなか実践できないのが人間です。モヤモヤした思いが胸に溜まったときは、相談に乗って、いい関係づくりの橋渡しができればと思っています。

当法人が所属するビジュアルビジョングループは「夢」を大切にしています。グループ全社で年1回「夢会議」を開き、正社員・パート・アルバイトの区別なく思い描いた夢やアイデアを自由に出してもらって、それをもとに1年間の経営方針や運営方針を考えます。昨年の夢会議では、施設運営やレクリエーションのアイデアをたくさんいただきました。また、キャリアアップについては「立候補制」のスタイルを取っています。

カーサ・川口は開設して1年半のまだまだこれからの施設です。法人としても初めての特養ですので、試行錯誤しながら理想の施設を目指しています。夢やアイデアを自由に語り合い、施設づくりに一緒に取り組んでいただける方を、ぜひお待ちしています。

現場での指導については、これまでの習慣や癖でついうわさ話などを口にしてしまったときに、その場でやさしく指摘してもらえます。先輩職員がきちんと実践できているので、新しく入った人も次第に身についていく。ただ禁止するだけでなく、しっかり話を聞いて、発言の背景に思いを巡らせ、違う見方・受け止め方・対処の仕方を学ばせてもらえる。そこがこの職場の好きなところです。

また、スタッフの笑顔がみんな素敵なんです。施設の雰囲気がいいので、自宅介護でご家族との関係が悪くなってしまった方が当施設に入所して穏やかな関係性になったり、最初は寝たきりだった方が、美味しい食事で食欲が出て日増しに回復されたりするケースがけっこうあるんです。当施設は毎日の食事が彩豊かで、今まで経験したどの施設より美味しいんですよ。

介護職に十数年携わって思うのは、介護は価値のある仕事だということ。人に寄り添って介護することでいろいろな方の人生を知ることができ、自分自身の内面も膨らむ。特養は「終の棲家」と呼ばれますが、私たちの仕事はご本人が笑って過ごせる最後の花道を整えることだと思っています。

カナの会は、働く人の夢を叶えてくれる法人です。大人になると夢を語ることを恥ずかしく感じてなかなか口にできなくなるけれど、ここでは夢や理想をみんなが目を輝かせて聞いてくれます。ですから、密かに夢を抱いているけれど「もう無理かな…」と思っている人も、ぜひ来てください。ここにいるとみんなが応援してくれて、ワクワクする気持ちが蘇ってきますよ。