“意識”と“心遣い”で、これからもお客様に快適な旅をお届けしていきたい。

小村乗務員(入社4年目)

大型トラック運転手をしていた時に「バスを運転したい」という気持ちが強くなり転職。
現在は、リーダーとして新人の方への研修や仮眠所の管理をするなど、多岐に渡って活躍中。

和気あいあいとした雰囲気なので、楽しく笑いながら働ける環境があります。

バス乗務員になったキッカケを教えてください

前職は大型トラックの運転手をしていたのですが、40代後半に差し掛かったとき、荷物の積み下ろしなど体力面で不安を感じるようになりました。
大型トラックの運転中によく見かけたのが、私と同じように夜間に長距離走行しているバス。その姿がとても輝いて見えていたんです。
長く安定した環境でこれからもハンドルを握る仕事を続けたいという思いから、憧れだったバス乗務員にチャレンジしました。
入社してハンドルを握った瞬間、うれしくもあり感動した事を今でも覚えています。
ですが、これまでの荷物ばかりを運んでいた状況とは全く違い、お客様を乗せての運行は不安で、毎日が緊張でした。

バス乗務員として大切にしている事はなんですか?

やはり、安全が一番。おかげさまで入社して4年、無事故です。
前職でも安全運転を意識していましたが、バス乗務員は安全だけでは無く、お客様の命をお預かりしている以上、安心・快適にご乗車頂ける運転を心掛ける必要があります。
お客様とお顔を合わせる場面はほとんどありませんが、一瞬一瞬がとても大切だと思っているので、安全・安心・快適を常に”意識”しています。また、トラック運転手の時にはなかった接客も私達の大事な仕事。身だしなみを整えたり笑顔での対応を心掛けています。嬉しい事にクレームを頂いた事は一度もありません。
このように日々の取り組みが結果として現れるので、仕事のやる気とモチベーションに繋がっています。

バス乗務員になって嬉しかったこと、印象に残っているエピソードを教えてください。

お客様が降りられるときに“ありがとう”のお言葉を直接頂けることです。ありがとうのお言葉には色々含まれているんです。例えば「快適な運転をしてくれてありがとう」や「無事に目的地まで乗せてくれてありがとう」なんかが多いですね。
中でも印象に残っている出来事がありました。あるお客様が降車時に忘れ物を申告された時の事。座席付近では見つからなかったので、車内全体を隅々まで一緒になって探してみたのですが見つかりません。仕方ないと諦めたお客様の表情が余りに残念そうだったので、座席を外してみたらその下に隠れていたんです。その時頂いた“ありがとう”は「そこまで探してくれてありがとう」という意味だと思います。後に会社宛にお礼のメールまでいただき、ここまで感謝のお言葉を頂けるって誇らしい仕事だなと感じましたね。

トラックの運転とバスの運転の違いで苦労したことはありましたか。

運転操作が大きく違うなと感じました。でも、入社して2週間の実務研修で運転技術をとことん教えて頂けます。2週間でも不安な方には本人が納得いくまで運転することもできます。実務研修と同時に座学でお客様への接遇や運行経路など研修頂きました。研修を通じて同じ職場で働く方々とのコミュニケーションも取れて一員になれた気がしましたね。
トラックは荷物を載せて走りますが、バスでは乗せているのはお客様。特に夜行バスにご乗車されるお客様は眠っている方が多いので、起こさないよう快適に目的地まで移動することが重要。私は、安全かつ快適な運転を心掛けていて「急発進」「急ハンドル」「急ブレーキ」と急のつく運転はしないようにしています。また、お休み中のお客様の妨げにならないよう、変速ショックを極力少なくしたり、車内の温度も常に快適かどうか気配りしたりしています。これからも、運転技術の向上はもちろんのこと、お客様への接遇も高めていきたいですね。

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