まつぼっくりツリーの特色

まつぼっくりツリーは、支援が必要な小学1年生から高校3年生までのお子さんたちが利用する放課後等デイサービスです。高校を卒業して、将来就労する子、生活介護施設などに通所する子など、一人ひとりが進む先を見越して、そのときに困らないための療育を親御さんたちとともに考え、日々行っています。
子どもたちに必要な療育や対応は、千人いたら千通り。当施設は、障害のあるお子さんへの支援をしっかり学べる場所であるとともに、私たち自身も常に子供たちから学ぶ姿勢で取り組んでいます。

当施設では、天気のいい日は近隣のゴミ拾い活動を行います。目的は地域の方々に子どもたちを知ってもらい、見守ってもらえる環境をつくること。子供たちの手でおやつ作りをして、偏食の子にさまざまな食材やメニューへ慣れ親しんでもらう取り組みも行っています。
ほかにも楽しみながら療育できるさまざまな活動を行っていますが、すべての活動を子どもたち主体で行える雰囲気作りを何より重視しています。その日の予定表を見て、子どもたちが次にやることや必要な準備に気づき、行動できるようサポートするのが当施設の特徴です。

先回りしすぎない、手を出し過ぎない。そこに最初は戸惑い、迷うスタッフもいます。子どもたちは日々成長し、何かのきっかけでできなかったことができるようになったりもする。だから決めつけないことが肝心です。
仕事で生じた迷いや疑問は、子どもたちが帰宅したあとの振り返りで話し合い、モヤモヤを持ち越さずにすむ体制をつくっています。経験や資格がなくても、発達支援等に興味があり、知りたい・学びたいという気持ちがある方を歓迎します。大変なこともありますが、やりがいの大きな仕事です。

この仕事の面白さは、12年もの長期にわたって子どもの成長を見守れるところだと思っています。一人ひとりの特性やこだわりを汲み取り、それを本人の生活に役立つスキルにつなげていくのは難しく、いつも手探り。でも、うまくいくとその子のフラストレーションが減り、表情もよくなるので達成感は大きいです。
まつぼっくりツリーのスタッフは探求心がある人が揃っていて、学ぶ気持ちが旺盛。ですから子どもたちに深く寄り添う支援を目指す人、もっと学びたい人にはとてもいい環境だと思いますよ。