私の派遣先は大手重工メーカーのヘルプデスク部門で、50名ほどのメンバーと一緒に仕事をしています。その中で働く『菱田産業』の社員の割合は、4割程度です。同じ会社の仲間がたくさんいるので、心強さを感じますね。ヘルプデスク業務は社内向けのもので、一般の方へのサービスではありません。いわゆるクレーマー対応がないため、気持ちの面では非常に楽です。「パスワードを忘れた」などのシステムでの問い合わせが多く、特に最近では「在宅勤務時に社内ネットワークにつながらない」といった相談が増えています。トラブルを解決するには、やはり知識が必要に。ひと通り覚えても、システムに変更があれば勉強を続ける大変さはありますが、派遣先の方もやさしく、わからないことがあれば丁寧に教えていただけるので安心して日々の業務にのぞめています。
感謝の言葉をいただける仕事。職場環境も気に入っています。
現在の職場は人にも環境にも恵まれていて、その中でも大きいのは土日祝がお休みということです。おかげで週末は家族と一緒にいれますし、学校行事にも参加できています。それに、旅行にも行けるようになりました。以前の職場は休日出勤もあったので、最初のうちは休みの多さに慣れませんでしたね(笑)入社シーズンである4月などを除けば、定時で帰れる日も少なくありません。長い残業がある場合も、前もってスケジュールが決まっており、事前に段取りできるので大丈夫です。また、上長が「無理なら代わるよ」と口癖のようにおっしゃってくださり、有給休暇を取りやすいのも助かっています。だれかにだけしわ寄せがいかないように、みんなでカバーし合える風土があるのはありがたいです。気がつけば私も後輩に「無理だったら言ってね」と自然と伝えていて、良い環境というのは受け継がれるものなのだと感じます。
ヘルプデスクへの問い合わせは、知識もそうなのですが、実は聞く力が重要です。同じトラブルであっても、人それぞれの説明の仕方で変わってきます。状況をしっかりと聞き出さないと最適な解決に至りません。電話先の方はあせっているためか、意外と思い込みでお話をされる場合も多いので、いかに相手の気分を害さずにイチから丁寧に聞き出すかを心がけています。もちろん、私たちの説明も口頭です。わかりやすさを念頭に置き、だれが聞いても同じ対応ができるような伝え方を常に探しています。立場・社歴に関係なく、「その言い方はすばらしい」となれば、みんなで共有。チーム全体で底上げを図っています。完全なルーティンではなく、考えることも多いですが、問題が解決したあとにいただける「ありがとう」は、何度聞いてもうれしいものです。自分の力で解決できると一番やりがいがあるので、知識がつくほど楽しくなっています。できるなら定年まで続けたいですね。
2018年入社
前職は、工場での現場事務。業務の撤退に伴い、オフィスワークの経験を活かせる職場として社内向けのヘルプデスクの募集に応募し、2018年に入社。全国に支社のある大手メーカーで、全国の社員のトラブル解決に尽力している。休みの日は子どもたちとの時間を大切にし、笑顔ある日々を過ごす。