私は現在、飾磨営業所で監督業や施工、事務処理まで幅広い業務を担当しています。主に取り扱っているのは加熱炉。製品になる前の原料である鉄を、加工ができる温度まで加熱するための炉です。加熱炉で温められた鉄は、次に圧延鍛造・熱処理という工程を経て、最終的に製品になっていきます。
監督業では、現場監督として日々の安全・行程・品質の管理を任されていて、小さな工事だと10人くらい、大きな工事だと70~80人の作業員に対して、ミーティングを行うなどしています。「この工事は、こんな風に進めてみたらどうか」といったように、よりよい作業工程を考えて実行することもあります。考えた通りに上手くいったときは達成感を味うことができてうれしいですね。
最近は、新しく若い職人さんが入ってきたことで、施工を担当する機会も増えました。若い職人さんと一緒に作業をしながら、「ここはこうして」などといった指導をするためです。私が所属している職場では加熱炉を新設することはほぼなく、既設の加熱炉を定期的に修理する作業がほとんどです。全体的に修理することより、部分的に補修する作業が多いです。
ほかにも事務として、計画書類や報告書、申請書などを作成するデスクワークも行っています。
みんながいろんな意見を言い合える現場をつくっていきたいです。
監督業では、自分で考えた工程でうまく作業が進むと「良かった」という充実感が得られます。
先輩や職人さんが熱心に指導してくれる、仕事を覚えるのに良い環境があるので、成長していけます。
職場には、新卒で入った社員もいれば、中途入社の社員も多いです。経験はないのが普通で、ほとんどが異業種からの転職。私も入社時は、耐火物を施工していることはもちろん、会社がどんな業務を行っているかなどは、漠然としたイメージしかありませんでした。
入社してから数年間は、職人さんに仕事を教えてもらっていました。当社は、先輩からの指導はもちろん、職人さんから学ぶことも多く、成長できる環境です。今は自分が教える立場になりましたが、今まで教わってきたことをしっかり後輩にも伝えていけるようにしたいですね。
監督としての今後の目標は、現場のみんなで「何が良かったか、悪かったか」など、気軽に意見を言い合えるような職場づくりをすることです。ベテランの職人さんは、私が相談すると聞いたこと以上の答えを返してくれるので、そのノウハウをしっかり吸収して、一緒にいい現場を作り上げていければと思います。
当社の働きやすさには、充実した福利厚生もあります。“カフェテリア制度”は、会社があらかじめ用意したメニューから、社員が好きなメニューを選んで利用できる制度。メニューは多彩で、旅行・育児・介護・住宅ローン補助などがあります。5万円分のポイントが使用でき、私は映画のチケットにかえて家族と映画を楽しんでいます。城崎温泉に旅行に行ったり、退職年金積立にかえたりしている人もいるそうですよ。


役職:工長
部署: 飾磨営業所
入社:2006年4月1日