後藤 稜平
STAFF01

技術者という道を極めることで、
瀬戸大橋の安全を守り続けたい。

RYOHEI GOTOH後藤 稜平

児島保全センター
土木技術者
2015年入社

PROFILE

関西の大学を卒業後、本四高速道路ブリッジエンジに入社。瀬戸大橋の点検・補修を担う児島保全センターへと配属された。施工管理として活躍する現在は、1級土木施工管理技士の資格を取得するなど、業務の幅を着実に広げながら奮闘の日々を送っている。

─担当業務を教えてください。

橋脚補修を手がける施工管理として、瀬戸大橋の保全に努めています。
橋脚補修を手がける施工管理として、瀬戸大橋の保全に努めています。

児島保全センターの橋梁係では、瀬戸大橋を構成するすべての橋梁で保全作業を行っています。私自身は、橋脚の補修に従事。施工管理の立場から、主に橋脚のコンクリート部分の補修工事を監督しています。風雨や海水にさらされる橋脚は、どうしても時間経過とともに劣化が生じてしまうものです。そこで、親会社のJB本四高速が作成した実施計画に従い、協力会社の方と連携して毎日のメンテナンスを進めています。

作業手順は、まず傷んでいる箇所をすべてはつり落とし、モルタル塗装できれいにならしたうえで、剥落防止用のシートを設置するという流れです。巨大な構造物を扱うだけに、作業の開始以前に問題となるのが、現場へのアクセス。高所作業車や足場など、どのような方法で補修箇所へ接近するかを判断するにあたっては、作業場所の高さ、工事規模、安全性といった条件をもとに費用対効果を検証し、最適なものを選択するようにしています。

─ご自身の仕事の魅力を教えてください。

経験豊富な協力会社の方と協力しながら、重要インフラを支える充実感。
経験豊富な協力会社の方と協力しながら、重要インフラを支える充実感。

仕事の成果が目に見えてわかるのは、やりがいのひとつ。家族や友人と瀬戸大橋を渡るたびに「あそこは自分が直したんだよ」と伝えられるのは、やはり率直にうれしいものです。就職活動で土木に関する仕事を探していたとき、ダムやトンネルといった選択肢も考えられたなか、橋梁に着目したのは一般の方が多く利用される施設だったから。特に長大橋を専門にしている当社であれば、人の役に立っている実感はより得やすいと思います。

現場をともにする協力会社の方とのコミュニケーションも、仕事にハリを与えてくれます。私よりも年長者ばかりなので、入社から間もないころは何を話すべきか思い悩むこともありましたが、いまではすっかり打ち解けられるように。これまでの人生経験など、プライベートな話題も盛んに飛び交うほどになりました。日ごろから適切な安全管理・品質管理を行うためにも、何気ない会話で信頼関係を深めていけたらと考えています。

─今後の目標を教えてください。

橋梁保全に関するあらゆる知識を吸収し、技術者としてひとり立ちを図りたい。
橋梁保全に関するあらゆる知識を吸収し、技術者としてひとり立ちを図りたい。

入社から現在に至るまで、ジョブローテーションによって1、2年おきに担当が変わってきました。これまでに担当したのは、橋の塗替えやケーブル補修など。保全作業に関しては、ひと通り経験できたと思います。配置換えのたび、新たな知識を身につけなければならないという点では、もちろんたいへんさはありました。しかし、各橋梁の特性を把握するためにはそれが一番の近道。橋の保全を極めたいという気持ちも大いに満たされています。

とはいえ、いまも上司に指導を仰ぎながら仕事をしている立場。よりよい現場運営を行うためには、技術面、対人面ともに、まだまだ成長していかなければなりません。実際に手を動かす立場ではないからこそ、橋梁の保全に関するあらゆることを技術的に説明できるようになるのが、当面の目標。上司や協力会社の方の仕事ぶりから学ぶのはもちろん、資格取得に向けた学習も積み重ねながら、一人前の技術者を目指したいと思います。

SCHEDULE後藤 稜平の一日の流れ

  • 8:00

    出勤・朝礼

    協力会社の方と朝礼。その日の作業内容をすり合わせてから、現場に向かいます。

  • 8:30

    橋脚の補修作業

    作業工程をひとつひとつ確認しながら、安全管理・品質管理を行います。

  • 12:00

    昼休憩

    事務所に戻り、昼食を摂ります。

  • 13:00

    事務作業

    現場で撮影した写真の整理や、作業報告書の作成にあたります。必要があれば、現場へ。

  • 16:50

    退勤

    すべての業務が終了し、退勤。今日もお疲れさまでした。

MESSAGEメッセージ

会社からの手厚いサポートを体感。
公私ともに充実できる職場です。

毎日のように長大橋を渡る仕事は、そう多くありません。通常は立ち入れないところに入ることができ、見られない光景を目にすることができる日々は、「橋が好き」という素朴な思いに必ず応えてくれるはずです。一方では、社員へのバックアップも魅力。私の場合、入社3年目に結婚、子どもの誕生、自身の入院など、人生の転機が連続して訪れたのですが、いずれの際も気兼ねなく休めるよう働きかけてもらい、妻の出産にも立ち会えました。仕事そのものの満足感に加え、安心して働ける環境があるのは、心強い限りです。

メッセージ

あなたも、橋梁保全の現場で
活躍しませんか。

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