INTERVIEW

スタッフインタビュー

青山 一成
技術主任(土木)

橋の安全は、私たちの目と耳が守っている。

橋の点検も、後輩の育成も、諦めず、一生懸命に行うことが大切。

1992年4月に新卒として土木系の学校を卒業後に入社しました。学校の先生からのアドバイスがきっかけでしたが、本州四国連絡高速道路株式会社(JB本四高速)という日本の社会インフラを支える企業のグループである安定感と、携わっている業務の社会貢献度の高さに魅力を感じたことが入社の大きな理由です。2017年で入社して丸25年、26年目に突入しましたが、振り返ってみると長いようで短い、あっという間の25年間でした。岡山支店から当社でのキャリアを始め、現在は垂水点検管理室にて勤務し、神戸淡路鳴門自動車道における土木構造物、長大橋梁などの点検管理業務を行っています。まずは、橋の名前を覚えること、点検現場へのルートといった地域性を覚えることからスタートしました。主任として後輩の育成も私の役割ですが、頭ごなしに指導せず、一人ひとりに合ったやり方で教えるようにしています。

自分自身の安全を守ってこそ、第三者の安全を守ることができる。

仕事をする上で、第三者に被害が及ばないように事故を未然に防ぐことを一番に心がけています。橋梁点検車(ブリッジチェッカー)を運転して現場に赴き、点検用ハンマーを用い、打音検査によって構造物などの「変状」を見つけるのですが、異常箇所がどこにあるかわからない状態で音を聞き分けるのはなかなか困難で、音の違いを判別できるようになってくるには数年の経験を積むことが必要です。点検は1人ではなく、必ず2人以上のチームで行うなど「変状」を見逃さない、複数の目と耳によるチェックを徹底します。やはり、「変状」を見つけたときが、未然に事故を防止できたと安堵するとともに、大きなやりがいを感じる瞬間です。また、点検は安全第一。自分の安全を守れない人が他人の安全を守ることはできません。これからも自らの身を守りながら、日々、「変状」を探し、橋の安全を見守り続けていきます。

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