街づくりへの興味からスタート。日々の作業が形に残ることにやりがいを感じます。

大学は社会学部でしたが都市開発が周辺環境に与える影響について学ぶ授業があり、街づくりに興味を持ちました。建築や土木にはあまり興味がなく知識も経験もありませんでしたが、就職活動の際に「環境スタッフ」を募集していたグラフィックに興味を持って応募しました。社会に貢献できる仕事がしたいことと全くの未経験からでも大丈夫という点、浜松営業所が自宅から近かったこともこの仕事を選んだ理由です。入社後は約1週間、長野県松本市の本社で新入社員研修を受けました。最初に知識を教えてもらってからさまざまな営業所に入り、多くの先輩に付いて教えてもらいながら現場作業を覚えていきました。初めての社会人でしたし、慣れないうちは先輩の真似をしながら必死に付いていく毎日。人と接するのも得意な方ではないので工事現場では戸惑う場面が多かったですが、入社から半年ほど経って知識がついてくると、自信を持って話せるようになってきました。

入社以来、現場での測量作業や地質調査業務を担当しています。スポットと言われる1日～数日で完了する現場では、朝出社してから社用車で現場へ向かい、作業が終わるごとに事務所に戻って報告書を作成・提出します。社内で報告書や図面の作成、3D・CIM関連業務、事務作業などを行う日もあります。工事測量の場合は、1つの現場に長く入って作業する場合がよくあります。以前、半年ほど関わった道路工事の現場で、実際に舗装まで完成し一般車が走行する様子を目にしたときは、「自分の仕事が形になる」ことへの感動で胸がいっぱいになりました。その現場では完成近くまで関われたため、現場監督の方としっかりとコミュニケーションを取って仕事ができた点も良かったです。普段の測量や調査は黙々と作業に集中することが多いですが、お客様がどんな測量作業を求めているのかはお客様に直接聞かないと分かりません。現場の作業環境も実際に目にして初めて分かる部分があるので、現場ごとにオーダーメイドの測量だと思って取り組んでいます。

浜松営業所で現場作業を担う女性は私1人なので先輩と共通の話題が少ないのは少し寂しいですが、社内にはさまざまな経歴の方がいるので意外な人から面白いエピソードが聞けることもあり、楽しくコミュニケーションをとれています。土日は基本的にお休みなので、趣味や家のことに時間を当てられますし、お休みも取りやすい環境なので助かっています。
複数の業務を同時に抱えることが多いので、それぞれの進捗管理を目に見える形で行い、並行して業務を進めています。マルチタスクは苦手な自覚があったのですが、以前に比べてタスク管理がかなりできるようになったことで成長を感じています。今は3D・CIM関連の業務に少しずつ携わる中で自身の知識不足をひしひしと感じるため、3D関連の技術についての知識や経験を自分の中に蓄積していくことが当面の目標であり課題です。