●小松先生は、こども食堂を開いている会場(子安の丘みんなの家)で学研教室を運営されていますが、そもそも会場主の方とはどのように出会ったのでしょうか?
自分が教室を開きたいエリアで会場を探していて、学研のスタッフの方からご紹介をいただいたのがきっかけです。お話を聞いて、学研教室の理念などを先方にご説明したところ、非常に親和性が高く共感できるところが多いということ分かり、『子安の丘みんなの家×学研教室』コラボによって、一人でも多くの子どもたちの居場所づくりが実現できるのではないかということになりました。
●こども食堂と同じ建物内の一室をお借りする形で運営しています。子安の丘みんなの家は、地域の方が古民家再生プロジェクトとして自分たちの力でリノベーションをした場所で、地域の方々や、我々学研教室が集まって今のカタチになっています。私自身もリノベーション作業に参加させてもらい、一緒に汗を流して作り上げました。学研教室からの家賃を子ども食堂の食材費などに回すことで運営の一助にもなっていると伺っています。
●学研教室の理念で、私が一番共感しているのは『子ども達が自発的に学習していく。指導者はそれを手助けしていくことが仕事である』という点です。主語はあくまでも子ども。私たち指導者はあくまでもサポーターなんです。地域の方々とのつながりを大切にし、助け合いの居場所をつくるというコンセプトも大きな共通点の一つだと感じます。
●前職でヨーロッパの陶磁器を扱う仕事をしており、その製品を百貨店などに卸していました。仕事の中で子どもたちに商品説明をする機会があり、徐々に子どもたちの役に立つ仕事、子どもたちと触れ合う仕事に就きたいと思うようになりました。同業他社の資料も色々集めつつ、学研の説明会に参加した際、成功している先生の話を聞く機会があったことが大きなきっかけです。それまでは、学研の先生は小さな部屋で少人数の子どもたちに教える、こじんまりしたイメージがあったのですが、事業として成功している事例(※注)を聞き、この仕事には伸び代があると興味を持ちました。昔は主婦の方が、ご自宅で教室をされることが多かったようですが、今は男性の先生も増えましたし、早期退職した方のセカンドキャリアとしての選択やダブルワーク、トリプルワークの一つとして先生になる方も増えているようです。
●学研教室は塾なので、学力や成績を伸ばすためにあるのはもちろんですが、同時に「子どもたちの心を育てる」いわば人間塾という側面もあります。私が大切にしているのは子どもたちとのコミュニケーションです。海外で仕事をしていた自分自身の経験からも、コミュニケーション能力はよりよい人生を生きていくために欠かせない力だと考えています。教室では学習に入る前に、少しだけ、今日学校でこんなことがあったなど、勉強以外の内容で子どもと会話する時間を設けるようにしています。学習塾でありながら直接的に学習に結びつかないことにもフォーカスできるのが学研教室の良さだと思います。本当に色々な経歴を持った先生がいらっしゃいますが、今までの人生で得た経験やスキルが何一つ無駄にならないのがこの仕事だと実感しています。