当社での勤務はまだ1年と少しですが、前職も合わせると14年ほどタクシードライバーを務めています。転職先としてフクユタクシーを選んだのは、社長の人柄に惹かれたからです。選考過程で面談した際、クリーンな経営を目指そうという真摯な気持ちがひしひしと伝わってきました。また、前職の部下のなかに、当社に転職したものが何名かおりまして、彼らからもフクユタクシーは働きやすいという話を聞いていました。そうした良い印象が重なり、ここなら信頼できると思えたので入社を決意しました。

現在は、夜日勤という勤務形態で働いています。時間帯を問わずフクユタクシーの需要は常に高いですね。私が走り始める23時からは、接待などで飲んだ帰りのお客様がよく利用してくださいます。翌3時くらいからは、飲食店の店員の方々が、帰宅するために利用されるケースが増えます。午前中にはがらりと客層が変わって、病院へ向かう高齢のお客様のご乗車がメインに。無線から入る仕事が多いこともあって、安定して高い収入を維持できています。

前職では、隔日勤務というタクシー業界で通例の働き方をしていました。私の現在の勤務形態である夜日勤は、出勤回数自体は週に2日休みの一般的な日勤とほぼ同じで、夜から朝までの勤務になります。隔日勤務と比べて体力的に楽ですし、当社の場合は、自分の体調や予定に合わせて、少し早めに出発して早く仕事を切り上げるなど、勤務時間を調整できる割合が大きいため、無理なく働くことができています。

当社には勤続20年以上になる70代の乗務員が少なくありません。お客様がベテラン乗務員の名前を出して「また会いたいわ。元気にしてる？」などとおっしゃるのを聞くと、評判の良さを実感するとともに、この先輩たちが地域の方々からの信頼が厚く、無線の需要も常に多い当社の基盤をつくってれたのだと、感謝の気持ちが湧いてきます。また、そもそも私がタクシードライバーに転向したのは、結婚が遅かったこともあり、家族のために長く働ける仕事をと考えたから。そのため、高齢になっても活躍している先輩たちの姿はとても頼もしく感じられます。

お客様にとってのフクユタクシーの魅力は、やはり接客の良さだと思います。それだけに、現場でお客様と接していたいと思っている私にとって、当社はとてもやりがいのある環境です。有馬温泉へ向かうお客様には、おいしい炭酸せんべいを売っているお店や評判のいいレストランを教えて差し上げたり、足の悪い方をご自宅まで送迎したときには、玄関先まで荷物をお運びしたり。これまでの経験も活かしながら、お客様にお喜びいただけるように、質の高いサービスを提供していきたいと考えています。

今後は、これまでに当社で培われてきたさまざまな接客を、マニュアル化していきたいですね。たとえば、高齢の方が乗車されるときには、頭を打たないようにドアの天井あたりに手を添えるなど。これまで先輩方が培ってきたノウハウをみんなで共有すれば、よりいっそうお客様に喜んでいただけるはず。現場で活躍し続けながらも、会社全体のサービス向上にも努めていきたいと思っています。