スタッフインタビュー詳細

思いやりの心で、満足感のあるひとときをご提供したい。

中西チーフ
調理師
和食で培ったノウハウを給食という新たなフィールドに。

エル・スエヒロフードサービスで働く以前は、割烹などに勤務し、和食専門の調理師としてキャリアを重ねてきました。私が料理の道に入ったのは、まだまだ新人のことを「丁稚」と呼ぶ時代。ときには厳しい指導も受けながら、少しずつ料理に関するスキルを身につけ、調理長や店長といったポジションを任されるまでになりました。転職を意識するようになったのは、和食の世界で磨いてきた自分自身の技術やノウハウが、ほかの分野でどこまで通用するかを知りたかったから。ホテルや旅館といった選択肢も検討しましたが、同じく調理師を務める知人から「給食業界も悪くないよ」と聞いたことをきっかけに「まずは一度やってみよう」と決意し、社員食堂や病院の食堂を運営するエル・スエヒロフードサービスに入社しました。

給食業界ならではの調理システムに感心しました。

現在、私は企業ビル内の社員食堂で、調理師を務めています。和食以外のメニューも手がけることになったことを除けば、以前の職場と比べても、基本的な仕事内容に大きな違いはありません。しかし入社後、まず驚かされたのは、割烹であれば調理師がこなすような作業、たとえば細かい盛りつけなどを、パートさんが担当していることでした。お客様の数も多ければ、スタッフの数も多いのが社員食堂の特徴。そこに価格の制約が加わることもあり、できるだけコストを省きながら、お客様に満足いただけるような料理を実現する調理システムが確立されていたのです。この気づきは長年、一品一品に手間ひまをかけることが美徳とされる和食の世界に生きてきた私に、大きな刺激を与えてくれました。ときには盛りつけの美しさや色合いなどに物足りなさを感じることもあるのも事実ですが、こちらから積極的に部下のフォローにあたることなどを通し、自分自身の技術や知識をしっかり伝えていきたいと考えています。

お客様にも、スタッフにも、思いやりを持って接したい。

ひとりの調理師であるだけでなく、現場全体をまとめるチーフも兼任しているいま、調理そのものだけでなく、スタッフの指導や衛生管理、売上のチェックなど、マネジメント的な業務の比重も大きくなっています。規模の大きい社員食堂だけに、ラップの使いすぎひとつを取っても、それが積み重なれば収支に関わってくるので、スタッフには常にコスト面を意識して作業にあたってもらいたいですね。一般の飲食店とは違い、社員食堂をご利用されるお客様は全員、なじみの常連客のようなもの。毎日、利用されるお客様の活力になる食事をご提供するのが、私たちの何よりの使命です。その役割を果たすうえで欠かせないのが、お客様に対して心を配るのはもちろん、スタッフ同士がお互いを思いやり、助け合いながら、チームとして一丸になって働くこと。まずはチーフである私が率先して行動を示すことで、さらにすばらしい食堂を形づくることができればと考えています。

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