スタッフインタビュー詳細

30年越しの思いから生まれた、人と人をつなぐ保育園です。

奥野守
社会福祉法人竹林会 理事長
福祉の経験から生まれた、保育のかたち。

もともと高齢者福祉の仕事に携わっていましたが、「高齢者と子どもたちが日常的に関われる場をつくれないだろうか」と考えていました。年齢に関係なく、人が支え合える環境こそ理想だと感じていたからです。その思いから生まれたのが、前身となる「つどい保育園」です。当時は同じ建物の2階で高齢者施設を運営しており、3階の保育園から園児たちが訪問して交流を行っていました。子どもたちの笑顔にお年寄りが元気をもらい、お年寄りの優しさに子どもたちが触れる。日常の風景の中には、たくさんの温かさがあふれていました。世代が違っても、人を思いやる心は自然と伝わるものです。現在は高齢者福祉事業から離れていますが、人と人とのつながりを大切にしたい気持ちは変わっていません。これからも地域との交流を深めながら、園児とお年寄りが自然に触れ合える機会をつくっていきたいと考えています。

小規模だから叶えられる、一人ひとりとの距離。

私はこれまで大規模園と小規模園の両方に関わってきました。その中で感じたのは、人数が少ないからこそ見えてくる子どもたちの成長や変化です。友達同士で助け合い、年上の子が年下の子を思いやる中で、優しさや協調性が自然と育まれるのも小規模園の魅力。一方で、小規模保育は本来2歳児までが対象です。「なんとか小学校就学まで子どもたちを見届けたい」。その思いを形にするために、全国に先駆けて導入された堺市の特区小規模保育制度を活用し、5歳児まで安心して見守れる体制を実現しました。小規模園でありながら、就学前まで一人ひとりの歩みに寄り添い続けるのは、私が思い描いていた理想の保育です。日々の小さな変化やがんばりを見逃さず、個々の成長を支えることを大切にしています。

人と人とのつながりを、これからも大切に。

「クレア保育園」は園児や保護者だけのものではなく、地域の方々が気軽に立ち寄り、困ったときに相談できる身近な園を目指しています。福祉の現場で培った経験を生かし、世代を超えた関わりにも積極的に取り組んでいきたい。園児の健やかな成長を支えるとともに、一人ひとりの子どもが安心して自分らしく過ごせる環境も大切にしています。また、子育ては家庭だけでなく、地域の支えがあってこそ成り立つものです。保護者の皆さまとの信頼関係をしっかり築きながら、地元の方々との交流を通して、子どもたちが多くの人に見守られながら成長できる基盤を広げていきたいと思います。地域行事や交流活動を通じて人と人とのつながりを育み、まち全体で子どもたちを支える関係づくりをこれからも大切にしていきます。

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