元は役者志望で、芸能事務所に所属して付き人をしていました。当社の社長と知り合ったのは、日本全国の蔵があるお宅を訪ねて家宝を拝見するテレビ番組。家でゴミ箱として使われていた丸太の鉢が高価な唐木だったり、レトロなキッチン用ゴム手袋のデッドストックに何万円もの値が付いたり。知らずに眠っていたり捨てられたりしてしまうモノの価値を発掘する鑑定眼に興味を持ち、年齢的なことも考えて、転職を決意しました。
何の知識もなく未経験で入社したので、最初は買取った商品をどう仕分ければいいかもわかりませんでした。モノを一つひとつ見ながら手掛かりが掴めるまで検索して調べ、仮説を立てて確認するというのをひたすら繰り返していましたね。
鑑定士として稼ぐ力が身につき大きく飛躍できる
眠った物の価値を知る鑑定士の仕事に惹かれて
常に変化する市場で販路を見極める判断力も重要に
現在はEC事業部のマネージャーとして、買取などで仕入れた商品をWebで出品する業務を担当しています。店舗や出張鑑定で買取った商品は、骨董品・美術品市場、専門業者や美術館・博物館との直接取引、EC販売などいくつかの販路で販売されます。得意としているのは骨董品・美術品ですが、ブランド品・貴金属品・レトロ雑貨・カメラなど幅広い品物を扱っており、オークションサイトやフリマアプリにも出品します。どこに出品すれば高く売れるかという見極めが重要で、流通や人気傾向は常に変化します。その判断にも自社のノウハウがあり、さらに自分でも試行錯誤しながら経験を蓄積しているところです。知識と経験が増えるにつれ、高値がつくものがわかるようになり、オークションで値が跳ねたりすると仕事の面白さが増しますね。
知識だけでなく信頼される人柄が鑑定士には欠かせない
社長がよく言うのは「お客様は金額で売るのではなく、人に売る」ということ。お客様に「あなたになら任せてもいい」と思ってもらえる誠実さと信頼がこの仕事では大切だと思います。未経験からはじめて鑑定は社長や周りの社員にサポートしてもらいながら行っていても、人に好かれて「あなたを信じる」とお客様に言ってもらえる営業もいます。
この仕事は究めれば一生食いっぱぐれることはないと思います。当社の営業職はインセンティブの支給が厚く、頑張りが給料にしっかり反映されるので稼ぐ姿勢が身につきます。ときには美術館に収められるようなものが出てきて、さまざまな逸品を見て触れられるのがこの仕事の醍醐味。当社に入社したら大きく飛躍できると思いますよ。
所属:EC事業部・営業部
役職:マネージャー