進路について考える時期、親から介護職を勧められました。周りに介護職の方が多かったため、仕事の将来性や楽しさについて耳にしていたようです。そのころ介護状態にあった祖母を手助けしたいという気持ちもあって、介護専門学校への進学を決めました。
アザリアに入職する前、施設見学をさせていただいたことがあります。実はこのとき、私は勘違いから1時間遅刻してしまいました。しかし主任と士長は怒ることなく、それどころか私を心配してくださったんです。「こんな人の下で働けたら」と、入職を決意しました。
見学での印象通り、上司や先輩はやさしい方ばかりでした。同期がおらず、年上の人が多い環境ですが居心地は良いですね。新人の頃は先輩が付いてくださり、どの時間帯の勤務でも大丈夫、という判断がおりてから1人でまかせていただきました。そのため慣れるまでの苦労は少なかったように思います。
たくさんの出会いと「ありがとう」がある仕事です。
私の仕事は、食事介助、トイレ誘導とオムツ交換、歯磨きの介助など、生活全般のサポート。忙しい中でも入居者様の声に真摯に対応し、些細に思えることも上司や看護師に共有するよう心がけています。ただ、真剣に向き合っていても、なにげない声掛けが入居者様を傷つけてしまうこともありました。つらい経験でしたが、より一層やさしく丁寧な対応を心がけることで、次に生かしています。
難しさがあるぶん、感謝のお言葉は大きなよろこびです。以前、ご夫婦で入られていた入居者様の、ご主人をお看取りしたときのこと。お体を清め、着替えを施すと、ご主人の顔を見た奥様が「ありがとう、最期にちゃんとあいさつできたわ」とおっしゃったのです。そのときは、思わず泣きそうになりました。多くの方とふれあい、ときには「ありがとう」をいただける。それが介護の1番の良さだと思います。
最近結婚して子どもが生まれ、週2~3日の休日は家族で過ごすようになりました。連休もあり、毎月2日は休日の希望も申請できて、残業はなし。プライベートも大切にできる環境だと思います。また、結婚したときには1週間お休みをいただき、ハワイへ新婚旅行にも行きました!運悪く26年ぶりのハリケーンが上陸し、店はほとんど閉まっていましたが(笑)、ハプニングもふくめて思い出を作れたので良かったです。
入職して、もうすぐ5年。次の目標はケアマネージャーの資格を取ることです。今後も相談員になるより現場で働きたいという希望はありますが、知識があればできることも増えると思うので取得を目指します。
人のお世話をするのが好きな方、やさしい方、そしておじいちゃん子・おばあちゃん子は介護の仕事に向いていると思います。ぜひアザリアでチャレンジしませんか?