スタッフインタビュー

先輩たちのマイストーリー

あおばケアガーデン劇場

一人ひとりのストーリーが重なりあって、あおばケアガーデンのストーリーが生まれています。
誰かの役に立ったり、笑顔を見れたり、考えたり、悩んだり、笑ったり。
なんだか毎日がドタバタでハートフルなホームドラマのよう。
そんな『あおばケアガーデン』で活躍する職員たちのストーリーをご紹介します。

シンプルに「人を支える仕事」って素敵だと思う。

介護職員 浅 美緒
2018年 新卒入社
心がつながると、笑顔になれる。

わたしが介護職に興味を持ったきっかけは、学校で行った介護施設の体験授業です。真剣な顔で高齢者を支えたり、やさしい笑顔でお喋りをしたり、「人を支える仕事っていいな」と感じました。
年の離れた利用者さんとの会話は緊張しますが、多くの方と接するうちに会話を楽しめるようになりました。「あそこのお店はおいしい」とか、地元トークは盛り上がりますよ(笑)
入社したばかりの人は、利用者さんの名前を覚えるのに苦労するかもしれません。でも、みんな同じで私も覚えるのに1ヶ月はかかりました。最初の頃は、メモ用紙に利用者さんの名前と特徴を書いて、それを見ながらコミュニケーションを取っていました。早く覚えるコツは、積極的に話しかけること。興味のあることや盛り上がった会話をメモしておくと、次の会話にも役立つし、その方が利用者さんとの心の距離も縮まります。

人の数だけ、幸せがある。

入社して5年目で介護福祉士の資格を取得。新人教育も少しずつ任されるようになりましたが、じつは未だに自信はないです。それは正解が一つじゃない仕事だから。ときには声掛けひとつで利用者さんを怒らせてしまうこともあるので、その人にとって自分の行動はあっているのか考える必要があるんです。でも、それ以上に魅力なのは、直接感謝の言葉をもらえること。「ありがとう」や「あんたでよかった」の声は本当に嬉しいですよ。
レクリエーションの風船バレーで白熱したり、季節行事でコスプレしたり、利用者さんと職員が一緒になって笑いあえるこの仕事が私は大好きです。

離れてみてわかった、自分の生きる道。

介護職員 杉浦 良介
2011年 新卒入社 
2014年 退職 
2015年 再入社
やっぱり、この仕事が好き。

昔からおじいちゃん・おばあちゃん子だった私は、祖父の死をきっかけにこの業界で働くことを決めました。「あのとき何もできなかった」という想いは、介護職員として働くことで「今なら力になれる」に変わりました。自分なりに少しずつ成長できたんだと思います。
そんな私も、一度外の世界に憧れたことがありました。入社して4年目で、まったく異業種の工場に転職したんです。離れてみて気づいたのは、人と人の関わりを大切にする介護の仕事が本当に好きだということ。人生の大きな割合を占める仕事だからこそ、収入だけでなく自分の好きなことをやりたいと思い、1年後に出戻ってきました。
元の施設に戻ったのは、この施設が好きだから。まわりの職員も、先輩も、利用者さんも、みんなが温かい関係で結ばれているんです。遠回りしたけど、今となってはいい人生経験だったと思います(笑)

まだまだ伸びしろは、たくさんある。

お世話になっている介護主任は、フロア全体を見ていて何かあればすぐに気づいてカバーをしてくれます。そんな主任が相談をしてくれたり、仕事を任せてくれたり、頼ってもらえる場面が徐々に増えていきました。「自分の仕事ぶりを認めてくれた!」と感じて嬉しかったですね。
現在わたしも新人さんの教育を担当するようになり、主任の凄さを実感しています。教育者として目線を引き上げてくれるような指導で、自分がまだまだ未熟な点が多いことを痛感できました。わたし自身が成長しながら、教わったことをしっかり後輩に伝えていけるよう、これからも頑張りたいと思います。

人を想う仕事です。

介護主任 落合 恵子
2004年 施設オープン時入社
介護に正解は無い。だから基礎が大事。

私は施設の立上げから現在までの約20年間、スタッフの教育に携わってきました。新人さんの教育で大切にしているのは、介助するときの体の使い方。腕の力だけで介助していると、腰痛になるリスクが高いんです。だから基礎だけど、とても大切な技術。コツに気づいたら、繰り返すことで体が覚えます。だんだんとスムーズにできるようになるまで、しっかりとサポートすることが大切です。
どうしても身長や腕の長さなど個人差があるので、自分は出来ても新人さんはうまく出来ないことがあります。同じくらいの背格好の先輩に指導してもらったり、何回でも丁寧に教えたりするなど、一人ひとりの個性に合わせて教える大切さもこれまでの経験から学びました。教育をしていると、教える側も学びや発見がたくさんあります。20年も経つと自分の新人の記憶は薄れていきますからね(笑)。初心に帰る機会をもらえるって、本当にありがたいことだと感じます。

ひとりの視点ではなく、多様な視点でより良い未来へ。

現在はたくましく成長した後輩たちに教育係を任せて、指導者の育成やフロア全体の相談に乗れるよう取り組んでいます。自分ひとりではなく、みんなで育てた方が様々な視点があってより進化していけるからです。それは他の介護施設に勤めていた頃、自分の考えを聞き入れてもらえなかった過去の経験が影響しています。自分が主任の立場になったら、様々な人の意見を参考にしようと決めていました。
あおばケアガーデンは、みんなの声を聞いて、試して、よかったら取り入れる。そんな職員みんなで作っている施設です。これからも一人ひとりの個性を活かし、利用者さんが笑顔で生活できる環境を目指していきたいです。

変えられるのは、未来だけ。

通所リハビリ介護主任 江本 潤
2004年 施設オープン時入社
夢中になれることがしたい。

前職は療養型の病院施設で働いていました。仕事自体にやりがいは感じていましたが、介護度の高い寝たきりの患者さまが多く、自分が目指したい介護とのギャップに悩み、介護老人保健施設に転職しました。
現在働いている通所リハビリテーションでは、在宅生活をされている高齢者の昼食・入浴・リハビリなどを支援しています。120人の利用者さんが日替わりでいらっしゃるので、名前と顔を一致させるのは入所よりも大変。けど、それ以上に私が魅力に感じるのは、前向きに「元気になりたい!」と思っている利用者さんが集まることです。私たちもその想いに応えたいという気持ちが湧いてきます。
ご本人から「元気になった」という報告を頂けたり、ご家族から「自宅だとあまり喋らないのに、施設だとよく喋っている」と教えて頂けたり、利用者さまやご家族から直接喜びの声や感謝の言葉を頂けると、やっぱり嬉しいですよ。

願いを込めて、手を握ろう。

「体操レク」を、2~3年前から私を含めた介護職員で行っています。みんな自分なりに資料や動画で勉強して利用者さまの前で行ってみました。これが想像以上に反応が良く、とても喜んでいただけたんです。人生100年時代と言われるようになり、自立支援が強く求められています。今後は介護職員もリハビリの知識と技術が必要になっていくと思うので、これからも積極的に取り組み、利用者さまの「また施設に行きたい」「リハビリをがんばりたい」という意欲に繋げていきたいです。

自然と笑顔になれる場を、一緒につくりたい。

看護主任 野賀 栄子
2007年 中途入社 
2008年 パート→正職員
クリニックや総合病院を経て、介護施設で見つけた看護の魅力。

介護施設の看護師は、健康状態の観察や処置をメインに、入浴介助の衣服着脱のお手伝いなども行います。病院とは仕事の流れが大きく異なり臨機応変に動くことが多いです。慣れるまでは大変に感じてしまうかもしれませんが、基本は病院よりゆっくり時間が流れているように感じます。
私が介護施設で働く大きな理由は、利用者さんとお話ができること。病院で働いているときは忙しくて話なんてできませんでした。今では日常会話をしたり、冗談を言って一緒に笑いあったり、そんな毎日がとても充実しています。
なかでも印象深かったのは、100歳を超えた利用者さんから戦争の話を聞かせていただいたこと。なかなか生で聞くことのできない貴重なお話でしたよ。
コミュニケーションは利用者さんの健康状態を見るのにも大いに役立ちます。「今日はしゃべらないな」「反応が悪いな」など、積極的に話しかけることで、早期に異変を察知することが大切です。

愛される仕事は、みんなでつくる。

あおばケアガーデンでは、先輩後輩関係なく職員みんなの意見を大切にしています。介護施設や病院から転職してきたスタッフも多く、「ほかの施設ではこうやっていたよ」など参考になる声も多いんです。「自分たちのやり方はこれ!」と決めつけずに、検証して良いものはどんどん取り入れる。そんな柔軟さも、この施設の魅力だと思います。
月1回のナース会議だけでなく、普段の会話や連絡ノートを活用するなど、意見交換がしやすく活発な環境です。新人さんの意見も参考にしながら、みんなでより良い施設をつくっていきたいと思います。