INTERVIEW
失敗を糧に和歌山の歴史、名所を猛勉強。お客様の旅をより良いものへ。
入社するまでは、数多くの史跡や歴史的建造物を有する和歌山に住んでいながら、歴史にまったく興味がありませんでした。しかし、観光案内の際に経験した、ある失敗を機に和歌山の歴史を学ぶようになったのです。失敗とは、和歌山県のとあるお寺について、誤って「滋賀県にあるお寺を模して作られた」とお客様にご案内してしまったこと。後日、歴史に詳しい知人との会話の中で「それは違う」と指摘され、お客様に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。それからはお客様に間違いのないご説明ができるよう、歴史分野だけではなく、観光名所に関しても、正確な知識の習得に努めたことは言うまでもありません。たとえば、先ほどの知人からは数日間にわたり、和歌山の滝について毎日2時間かけて教えてもらいました。そうして培った知識によるガイドはもちろん、建造物や名所の中までご一緒し、記念写真を撮影するなど、目的地への輸送だけにとどまらない私たちの姿勢は、お客様との距離を確実に近づけていると自負しています。それを強く実感できるのが、お乗せしたお客様からお礼のお手紙をいただいたとき。そのたびに「旅の思い出づくりのお手伝いができた」と大きな喜びを感じ、「よし、また頑張ろう」と心のギアを入れ直しています。