仕事を知るSTAFF INTERVIEW

お答えします!

STAFF INTERVIEW #02

相互タクシーは国土交通省認定の女性ドライバー応援企業として、
女性の活躍に向けた多様な支援を行っています。今回は3人の女性乗務員さんを直撃。
女性ならではの働き方を、じっくり語ってもらいました。

お答えします!

左から…
鈴木和歌子(乗務員・2018年入社)
南正枝(乗務員・2016年入社)
河野紋子(乗務員・2018年入社)

タクシー乗務員として働いてみた感触を教えてください。

鈴木:保険外交員など、接客に関連する仕事を経験していたこともあり、お客様との会話を楽しみながら働いています。基本的に日中に乗務している私の場合、お乗せするのは通院や買い物で利用される高齢の方が中心。雑談はもちろん、買い物のお手伝いをするなど、自分にできるサービスは徹底して行うようにしています。

河野:入社前は近隣の温泉施設で働いていたのですが、もともと自動車の運転が好きで「いつかタクシーに乗ってみたいな」と考えていました。いざ働き始めてみると、運転技術のほかにも、コミュニケーション能力や土地勘まで養える仕事であることを実感。日々の乗務からたくさんのことを学んでいます。

南:事務の仕事を退職し、母の介護、看取りを経て再就職の場に選んだのが、相互タクシーです。それまでに比べて格段によくなったのが、収入面。男性と同じ給与体系で、仕事の成果が収入にきちんと反映されるのが、何よりうれしいですね。

女性乗務員の勤務体系について教えてください。

女性乗務員の勤務体系について教えてください。

南:女性乗務員の場合、1日あたり9時間の乗務をこなせば、それ以降は一人ひとりの裁量次第。最大で16時間まで働くことができるのは、男性と変わりません。勤務時間には休憩も含まれており、その間にいったん帰宅して家事を行うこともできます。極端な長時間労働はなく、むしろ自由に働ける側面が強いので、家庭を持つ女性には特におすすめです。

鈴木:本人の都合に応じて、勤務日や時間帯を融通してもらえるのもありがたいですね。また、女性には1人1台、専用の車両が用意されているのも、メリットのひとつ。子どもの用事などで出勤が遅れる場合にも、乗務員間で車両の調整をすることなく、スムーズに当日の勤務を始められます。

河野:正社員だけでなく、時間給のパート勤務という働き方もあります。週1、2回から、都合のよい曜日を選んで働くことができるので、Wワークも可能。生活スタイルに変化があった場合も、仕事を続けやすいと思います。

ワークライフバランスは整っていますか?

鈴木:子どもが体調を崩したときなどには、休憩時間を利用して社用車で迎えに行くことが認められており、子育て中の私としてはとても助かっています。本来であれば、半休を使わなければならない場面にも、休憩時間内で対応ができるので、収入に影響が出ることもありません。雨が降れば、自宅まで洗濯物を取り込みに帰ることもあるほどです。

南:私自身、夜間に乗務を行うことも多いのですが、仕事に慣れるにつれて、自分なりの工夫を凝らせるようになってきました。たとえば、出勤前にあらかじめ夕飯の支度を済ませておけば、家族の食事を心配することなく、乗務に集中できます。夜間に走れば、そのぶん給与も上がるのが、タクシー乗務員という仕事。そのやりがいを実感しています。

河野:実際、夜間を中心に乗務することで、40万円近い月収を実現している先輩女性もいます。プライベートを優先させたい方も、男性と同じように稼ぎたい方も、それぞれに合わせた働き方ができる環境です。

女性が働くうえでのサポートには、どのようなものがありますか?

女性が働くうえでのサポートには、どのようなものがありますか?

鈴木:学童保育も含めた保育施設を利用する際は、利用費の半額(最大4万円まで)を補助してもらえます。年に2度の健康診断やインフルエンザワクチンの接種補助など、乗務員の健康面への気配りも行き届いています。

南:配車の時点で、女性のことを考えた仕事の振り分けをしてくれるのはうれしいですね。特に夜間乗務のときは安心感が違います。当社は営業全体に占める無線配車率が9割以上。この特長は、女性の働きやすさという面においても役立っています。

河野:設備面では、全車に防犯カメラや緊急時表示システム、空気清浄器などが搭載されているのがありがたいです。特に防犯設備がきちんと整えられている点は、女性からすると大きな安心材料ですね。もちろん、カーナビも標準装備されているので、地理に不安のある方も心配いりません。

鈴木:お客様から道を教えてもらうことも多いですね。私自身、入社当初は方向感覚がつかめず、右へ曲がるはずのところを左に曲がってしまうほどでしたが、そんなときにも「ここを通った方が早いよ」といったアドバイスをもらえたおかげで、ここまで成長してこられたように思います。

女性だからこそ活かせる強みを教えてください。

鈴木:同性のお客様からは、やはり喜んでもらえることが多いですね。「乗務員が女性だと、話しやすい」「安心できる」といった声をいただくと、こちらもうれしい気持ちにさせられます。

河野:「運転がていねいだね」と言っていただけることもよくあります。実際、ブレーキのかけ方やカーブの曲がり方には、特に注意を払います。お客様に余計なストレスをかけることのない、優しい運転を心がけたいですね。

南:河野さんが言うように、1人の乗務員としては、やはり運転を褒めていただけるのが一番うれしいですね。その一方で、女性乗務員が増加してからは、社内の雰囲気が明るくなったとも聞いています。

女性乗務員の人数や、職場の雰囲気について教えてください。

女性乗務員の人数や、職場の雰囲気について教えてください。

南:女性乗務員は現在20名(2021年6月時点)。以前は中高年層がほとんどでしたが、2016年に国土交通省から女性ドライバー応援企業に認定されてからは、20代、30代の女性も入社しました。制服も一新され、車体には梅をかたどった女性乗務員のシンボルマークを掲出するように。街なかで見かけるたび、うれしい気分にさせられます。

河野:男性乗務員も、話好きの優しい方ばかり。雑談を通して、実践的なアドバイスをたくさんもらいました。乗務員のまとめ役である乗務班長をはじめ、顔を合わせるたびに「困っていることはないか」と気づかってくれる方も多く、相談ごとがしやすい職場です。

鈴木:女性が増えたとはいえ、200名近く在籍する乗務員全体に占める割合は1割弱。今後、さらに女性乗務員が増えれば、ますます働きやすい環境になるのではと思います。相互タクシーは、社員同士の関係のみならず、お客様にも恵まれた会社。人と接することが好きという気持ちのある女性には、ぜひ一度検討してほしいと思います。