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想い・学びに触れる

和久傳を動かしているのは、熱と仕組みの両輪。

一人の一歩よりも、百人の一歩。ただ、和久傳は個性を大事にしており、一人で百歩行く人も出てきます。それを僻むのではなく、「おめでとう!」と言える人間性を持った人の集まりが和久傳です。自らが努力を重ね、仲間に感謝しているからこそ人を素直に祝福でき、感謝の多い人ほど伸び、伸びた人はまた感謝をする。この好循環を生み出しているのは、「いい人」を育てたいという教える側の「熱」と、それを具現化する充実の「仕組み」です。これからも一人の百歩を純粋に喜べる集団でいられるよう、人づくりに力を注いでまいります。

和久傳の歴史

和久傳の出発点、京丹後の料理旅館。

1870年、京丹後・峰山町で和久屋傳右衛門と妻のお久が始めた料理旅館。それこそが、今日の和久傳のはじまりであり、2人の名前から一字ずつとり、「和やかに、久しく傳(伝)える」との屋号の由来でもあります。江戸時代から丹後ちりめんで栄えた同地方にある和久傳は京都などから訪れる商人たちの宿や、会合などの場として用いられ、峰山が誇る旅館としての賑わいがちりめん産業とともに100年以上も続きました。

  • 京都東山、高台寺の門前にて

    京都市内、秀吉の北政所 於寧(おね)ゆかりの高台寺近く、現在の「高台寺和久傳」に移転したのは1982年のことです。細工を凝らした京懐石とは一線を画する、洗練された「野趣と文化」という「和久傳の料理」を確立。その後株式会社高台寺和久傳として「室町和久傳」「京都和久傳」と展開をしました。京料理の老舗が活況を呈する京都市内でのスタートです。

  • おもたせのお店 紫野和久傳

    1993年、京料亭の本格的な味を「おもたせ」としてお持ち帰りしていただくお店「紫野和久傳」がスタート。その発想は食の多様化が進む時代と相応して人気を博し、2003年には株式会社高台寺和久傳から物販部門を株式会社紫野和久傳として分社化。現在ではおもたせのお店として東京や名古屋など有名百貨店や直営店を展開しております。

  • 故郷 京丹後でふたたび

    料亭、おもたせのお店の次に取り組んだのが、和久傳の発祥の地である京丹後に、3万本の植樹を行う「和久傳ノ森」プロジェクトです。森の中にはおもたせの商品の製造と発送の拠点となる工房を建設し、2017年には、美術館「森の中の家 森の中の家安野光雅館」を開館。また森の周辺では地域の方々の協力のもと、米、野菜や果物などの栽培もはじめました。いま、和久傳はふたたび京丹後の地にて食を通しての文化の発信に取り組んでいます。

和久傳で学ぶlearn

  • 高台寺和久傳
  • 紫野和久傳
食材づくりの現場を知る農作業。

食材づくりの現場を知る農作業。

京丹後の農家を訪ね、和久傳の食材づくりの現場である田んぼや畑での実地研修を行います。どのようにつくられているかを目の当りあたりにし、春の田植え、秋の稲刈り、野菜の収穫を通して実際に食材づくりも経験します。そうすることで自分たちが取り扱う一つひとつの食材や材料が丁寧につくられていることを実感します。田植えや稲刈りでは従業員だけではなく、お客様や取引先のバイヤーとともに田に入り、和久傳の食材づくりを共有し、またその中で、接客の術を学び、付き添う先輩は指導の仕方を見つけます。教わる側にとっても、教える側にとっても成長できる機会です。

高台寺 和久傳

紫野 和久傳

「真のおもてなし」とは何かを知る茶道研修。

「真のおもてなし」とは何かを知る茶道研修。

日本の食と文化を伝えることが私たち和久傳の大切な役割です。そのためには、日本人の心と伝統に触れることが大切と考え、茶道研修を取り入れております。茶道ではお作法を学ぶだけでなく、茶道の精神と、日本文化の理解につなげています。研修を通して、最も学んでもらいたいことは、他の人を想う「おもてなし」の心です。「客人においしいお茶を点てて差し上げる」ことを通して、お客様に楽しいひとときを過ごしていただく上質の「おもてなし」の心を養います。
(京都市内地区のみ)

高台寺 和久傳

紫野 和久傳

歴史や想いを知る講習や、自身の現在地を知る勉強会。

高台寺和久傳に一堂に会し、和久傳の歴史、想いなどに耳を傾け、仕事観・人生観を醸成するのが講習です。講習の中では、勤務歴の長いスタッフの経験談を基にしたケーススタディも行います。礼儀やあいさつの仕方も再確認できるなど、非常に学びの多い貴重な機会です。
また若手スタッフの集う勉強会では、受講者が料理長に対し、自分の考えた料理を提案し、評価をもらう実践的な内容です。また、女性ホールスタッフだけの「ひめ椿会」というものもあり、日々の業務情報の交換、ディスカッションの場として月に1度開催しています。

高台寺 和久傳

積極的な失敗の先に何があるかを知る海外研修。

高台寺和久傳で実施している年1回の海外研修は毎回4、5名を海外へ派遣。言葉が通じない異国の地で道具も材料も持たず、1日限りのレストラン「一日和久傳」を現地で開くことです。京都ではできないこと、日本にある和久傳ではできないことに果敢に挑戦します。1日限りとはいえ、大変過酷で成功することは困難です。しかし、自ら積極的にチャレンジした結果の失敗体験こそ大きな成長につながります。

高台寺 和久傳

自分自身と向き合う書道研修。

書は人なり。文字はその人の心を映し出す鏡です。毛筆あるいはペン字を選択し、指定の教室に通っていただくか通信教育で、字の上達に努めます。綺麗な字が活躍する場面は、お客様へのお手紙やお熨斗書きなど、豊富にあります。また、字が美しくなることは、何よりも、その人自身を磨けるのです。

紫野 和久傳

常に学びの場であることを知る日々の業務。

それぞれのお客様に喜んでいただける接客を常に心がけているからこそ、和久傳の仕事は毎回同じようにとはいきません。先輩から後輩へと経験を受け継いでいくこと、それも和久傳の人づくりの特徴です。
当たり前のこと当たり前に行うことで、研修と銘打たなくとも日常の動作すべてが研修の場です。

紫野 和久傳

人づくりの礎 論語に親しむ。

毎月第4日曜日の朝、大徳寺非公開の塔頭「龍光院」様での寸松塾(こども論語塾)は、大人から子供まで論語に慣れ親しむことが出来る学びの場です。作務から座禅、そして論語のお話。この環境に身を置かせていただき、自分を見つめなおし、心のよりどころとなる贅沢な時間です。

紫野 和久傳