薬を渡したその先にこそ、私たちが本当にケアするべき現状がある。
鶴岡 裕生Yuki Tsuruoka
エムハート薬局稲沢市民店
薬剤師として病院で勤務したのちにミックへ中途入社。現在は、薬局長業務との兼任で在宅医療にも携わっている。趣味は読書とギター。社内の軽音サークルに加入し、休日はバンド仲間と楽曲の演奏をして満喫している。
インタビューINTERVIEW
-
Question入社した理由について教えてください。
在宅医療ができる調剤薬局。理想の職場に出会いました。
前職は病院勤務でした。6年ほど経験を積み、転職を考えるように。転職先にと検討していたのは、病院よりも比較的業務量にゆとりのある調剤薬局。そのなかでも、在宅医療に力を入れている企業を探していました。そこで、人材会社から紹介をしてもらったのがミック。在宅医療ができる店舗を運営していることを聞き、二つ返事で入社を決めました。
-
Question在宅医療に興味を持ったきっかけは何ですか?
知りたくなかったリアルな現状こそ、私たちがケアしていくべきポイント。
学生時代の薬局実習で、患者様のお宅に訪問したことがあります。そこで、患者様の生活習慣や日ごろの薬の管理状態なども見ることができました。薬剤師が薬局で薬を渡し、飲み方の説明をしていても、実際のところ患者様はもらった薬を用法通りに飲めていない、あるいは使用期限切れのものをいつまでも置いてあるといった現状を知り、薬を提供したその先にまで踏み込む必要性を感じました。
-
Question現在の仕事内容を教えてください。
経営、企画、販売。薬局長の業務は多岐に渡ります。
現在は薬局長として店舗の経営面を管理しています。私たちも企業として、利益を出していかなければいけません。店舗の数字と日々向き合いながら、どのような売り場をつくれば商品に興味を持っていただけるかを事務スタッフと一緒に考えています。ついで買いを促す商品配置や目新しい商品展開など、企画・販売といった仕事にも携われるのは、薬局長ならではの面白さだと感じています。
-
Question患者様のもとを訪問した際の業務について教えてください。
日常生活の些細な変化に気を配り、最適な薬を提案します。
通常業務と並行して、医師の往診に同行し老人保健施設で暮らす患者様の体調の変化を伺っています。ご飯は食べられているか、しっかりと睡眠が取れているか、排泄はできているかなどを雑談も交えて確認。施設の介護スタッフや看護師さんとも連携を取りながら、必要に応じて薬の種類を変えたり、新しい薬を提案したりしています。
-
Questionミックに入社を考えている方にメッセージをお願いします。
多様な職種の方との関わりが、薬剤師としての成長を後押ししてくれます。
病院は患者様が入院してから退院するまでの限られた期間をサポートする施設ですが、調剤薬局は日常生活における体調のケアを担うところ。患者様とは長い付き合いになるので、一人ひとりとじっくり向き合いたいという方にはおすすめです。在宅医療を手がける店舗であれば、薬局の中のスタッフだけではなく、訪問先のケアマネジャーさんや医師など様々な職種で働く人との関係ができ、そのぶん知識も広がります。多様な視点から患者様の健康を考えていきたいという方とともに、ミックの店舗運営や在宅医療をさらに良いものにしていけたらうれしいです。
SCHEDULE鶴岡 裕生さんのある一日のスケジュール
- 8:30
- 出勤開店準備と朝礼を行い、店舗の売り上げ目標をスタッフに共有します。
- 10:00
- 施設へ訪問担当施設へ訪問。患者様の体調や日常生活に異変がないかを確認します。また、薬の管理状態に問題があれば、看護師や介護スタッフに相談しつつ解決策を考えます。
- 13:00
- 休憩訪問が終わり、店舗への移動時間に休憩を取ります。好きなバンドの音楽を聴きながらリフレッシュ。
- 14:00
- 調剤当店は市民病院が近く、皮膚科や小児科、耳鼻科など様々な科の処方箋に対応しています。覚えることは多いですが、そのぶん知識も身に着きます。
- 16:00
- 店舗管理売り上げを見ながら、商品のラインナップを事務スタッフと検討。薬以外でも、季節ならではの商品や流行りの健康食品などは毎回チェックしています。
- 18:30
- 退勤当店は18時で閉店のため、17時半ごろから締め作業を開始。仕事終わりには、スタッフ同士でご飯に行くこともある仲の良い職場です。