スタッフインタビュー Interview

堀 陽紀
調理スタッフ

人生は楽しく生きよう。仕事は楽しくしよう。
「一日一笑」を心がけています。

堀 陽紀 ほり のぶただ

  • 大丸京都店
  • 2008年入社
  • パート

調理師学校卒業後は和食店で修業を続け、定年退職後、入社。大丸京都店の「ファミリー食堂」で5年間勤務した後、同百貨店の「たづむら」に異動。弊社では最年長で、2人の子どもと5人の孫がいる。車が好きで、休日はドライブを楽しんでいる。

My Work Style

勤務日数 勤務時間
週4~5日 9:30~15:30
日本で希少になりつつある百貨店の大食堂。和食に携われる点に惹かれて、入社。

日本で希少になりつつある百貨店の大食堂。和食に携われる点に惹かれて、入社。

調理師学校を出てからは、法善寺横丁の和食の店で修行を始めました。洗い物ばかりで、最初は3日で辞めようと思っていたのが、どうにか続いてその後も和食一筋です。何店舗かを回って修行を続け、和食は46年、調理師として今年で51年になります。和食の店を60歳で定年退職したあと、知り合いに誘われ、勤めたのが大丸京都店の「ファミリー食堂」です。昔はどの百貨店にもあった大食堂が大丸京都店にはまだ残っており、「和食ができるなら一度やってみたい」と思ったのがきっかけです。社長とお話しする機会があると、何より現場を大切にされていることが伝わってきます。飲食店は現場を大切にしないと発展もしないし、人もついてこないというのが自分の考え方なので、現場の人間にとっては非常に働きやすい環境だと感じています。

和食からとんかつ店へ。まわりの仲間の支えがありました。

ファミリー食堂で和食の調理をしていたとき、洋食を担当していた同僚から「新しい店舗ができるので、一緒に来てほしい」と誘われたのですが、大丸京都店にすっかり馴染んでいたので、ここを離れたくないという想いがありました。そのとき、上司から「同じフロアーのとんかつ屋で勤めませんか」と提案があったので、「たづむら」に移ることにしました。65歳を過ぎてから、料理の作り方やセットの仕方を一から覚えるのは大変です。そんなとき、メニューブックをコピーして、調理台の前にズラッと貼ってくれたのが一緒に働く若いスタッフです。本当は自分でしないといけないのでしょうが、親切でやってくれる人がいることは非常にありがたくて、感謝したことを覚えています。

今、力を入れているのは、ホールスタッフとのコミュニケーション。

若い人たちと一緒に働くのは楽しくて、元気をもらえます。「堀さん、しゃべり過ぎ」と言われたり、名前を言い間違えて「いい加減に覚えてくださいよね」と言われることもうれしいんです。「それは違いますよ」と言われることも「はい」と素直に聞ける年になりました。自分自身も孫が5人いるので、主婦のパートさんでお子さんを育てながら働いている人は、よく頑張ってえらいなぁと思います。ときどき、「どうや、大丈夫か? 朝から大変やなぁ」と声をかけています。

料理は明るい気持ちで作ったほうが、絶対に美味しい。

料理は明るい気持ちで作ったほうが、絶対に美味しい。

料理人としてのポリシーは「一日一笑」。「一日一回は絶対に笑う」ということを自分の人生で大切にしています。一日一笑、それが百笑でもいい。人生は楽しく生きよう、仕事は楽しくしようと決めています。なぜなら、家にいる時間よりも仕事をしている時間のほうが長いので、できるだけ楽しく。暗い気持ちでは、お客様にいい料理は出せません。明るい気持ちで作ったほうが、絶対に美味しいと思っています。もし、この仕事を辞めていたら、笑うことはそんなにないと思っているほど、今はパートさんと冗談も言いながら、楽しく働いています。

バレンタインにチョコレートをくださったお客様も。

「たづむら」では、肉も野菜もパン粉もすべて厳選された上質の素材を使用しているので、「美味しかった」とほめてくださるお客様がたくさんおられます。「とんかつ屋はいろいろあるけど、どこよりも美味しかった」と言われるのが一番うれしいです。お客様に満足していただくために、料理はもちろんですが、サービスにも力を入れています。「たづむら」はオープンキッチンなので、お客様の様子がよく見えます。ごはんのおかわりが自由なので、お茶碗を持って辺りを見回されているお客様がおられると「三番さん、ご飯行ってあげて」とホールのスタッフに声をかけます。また、開店前に外で待っておられるお客様には「よかったら椅子に腰かけてお待ちくださいね」とお声をかけることもあります。常連のお客様も多く、バレンタインデーには女性のお客様からチョコレートをいただいたこともうれしい想い出です。

<新しい仲間にメッセージをお願いします>

お客様に直接お出しして、直接食べていただけるのは、飲食の仕事しかないと思っています。お客様からは「美味しかった」というお言葉をよくいただくのですが、喜んでいただけるものを提供できるのは、味もそうですが、やはりスタッフのチームワークです。チームワークがいいからこそ、最高の味とサービスを届けることができると信じています。

職場の仲間を紹介します

職場の仲間を紹介します

「たづむら 大丸京都店」のキッチンは、土日の昼間は3人、平日は2人で担当しています。ホールは学生さんもいれば、主婦の方もいます。居心地がいいのか、辞める人がほとんどいません。以前、働いていた薬学部の学生さんも6年間、卒業ギリギリまで働いていましたが、みんなが働きやすい雰囲気を醸し出している職場です。

1日のスケジュール

9:30 出勤、準備 お客様をお待たせしないで、すぐに料理をお出しできるように、入念に準備をします。
・とんかつの準備
・食べ放題のキャベツの下準備
・野菜の下ごしらえ 
・お米を洗って炊く
11:00 開店、調理 
キッチンに注文が通ると、とんかつを揚げます。
何年経っても、揚げ方は奥が深くて難しいと感じますが、菜箸で肉を持った重さで、火の通り具合がわかります。
15:30 退勤 入社してすぐは、7~8時間働いていましたが、今は6時間。ムリのないペースで働いています。

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