仕事紹介
確かな品質の製品をつくり続け、多くの企業様と信頼関係を築いている『東洋シール工業』。一年中にわたり25度に保たれた工場内では、多様な職種に携わる社員が活躍しています。今回は私たちの製造を支える、代表的な4職種の仕事内容をご紹介します。
自動外観検査機オペレーター
業務内容について
検査機を使用して、製品の不良を見分ける作業がメインです。5cm程度の小さな製品を検査機に投入すると、検査を終えた製品が排出口から出てくるので、それらをひもやチューブでまとめて、箱につめます。決められた数が箱にたまれば、出荷の部署へ台車で運びます。また1日4~5回程度、検査する製品の変更に伴って検査器の設定を変える段替えと呼ばれる作業もあります。製品づまりといった機械トラブルなどでアラームが鳴るため、その対処を行うアラーム処置も仕事です。勤務時間によって2直に分かれており、1直につき、4~5名の従業員が勤務。1人につき5台程度の検査機を同時に動かすので、スケジュールを把握して効率良く稼働させる必要があります。勤務は、2勤2休制で、休みを挟んで日勤と深夜勤を交代します。12時間勤務ですが、その分だけ年間休日も多く、有給休暇を取得しやすいのも魅力です。
ある1日の流れ※1直の場合
6:00(出勤・点検・製品の投入・取り出し・アラーム処置・段取り替え)
10:00(休憩)
10:30(作業再開)
14:30(休憩)
15:00(作業再開)
19:00(退社)
新人研修について
入社後1か月間は指導係が横につき、新人研修を行います。また、勤務時間も日勤に固定。最初は1~2台の検査機を受け持ち、実力に応じて徐々に台数を増やしていきます。慣れてくれば、アラーム処置や扱いのむずかしい製品をお任せするので、階段を上がるように成長を実感できます。
製品検査工程
業務内容について
完成したゴム製品の不良をチェックする仕事です。各スタッフに1台の作業机が与えられており、その上に製品を並べて目視で、表面のキズや汚れ、膨れといった不良がないか確かめていきます。製品によって見るべきポイントも変わり、検査方法も変わります。机の上に並べる、手のひらにのせてめくる、ドーナツ状の製品の穴に棒を通し、転がしてねじれを確認するなど、さまざまな方法があります。製品によって、できやすい不良があり、気を付けるべき箇所はポイントカードと呼ばれるマニュアルに記載しています。1日に検査する製品の種類は1~5種類。多彩な製品を検査できるので気分転換になり、常に作業に集中できます。
ある1日の流れ
8:00(出勤・朝礼)
8:05(外観検査)
12:00(休憩)
12:45(作業再開)
16:45(退社)
新人研修について
入社後は、指導係と近い場所で作業を行うので、何かあればスグに質問できます。慣れるまでは、1種類の検査方法を繰り返して行い、できるようになれば次の検査方法へと進む方式でお教えするので、あせらず一歩ずつ学んでいけます。ひとり立ちしたあとも、指導係や班長に遠慮なく聞けるので、気兼ねなく質問してください。経験を重ねて、ひと通りの作業ができるようになると、備品の管理などの周辺業務もお任せしていきます。
自動加硫工程
業務内容について
自動で加硫工程を行う機械を操作して、製品をつくる仕事です。材料であるゴムの投入や目視検査、定期的に製品の表面を削って接着具合を確かめる破壊検査、完成品の箱づめ、アラーム処置などを行います。最大12台の機械を一人で動かすので、段取りが重要です。勤務は3直3交替制で、土日の休日を挟んで時間帯を交代します。経験を重ねると、サポート役であるメンテナンス業務にキャリアチェンジする場合もあります。1直の体制は、作業員8名とメンテナンス2名。多くの仲間と協力して働くため、フォロー体制も万全です。
※加硫とは…材料である生ゴムに、添加物や熱、圧力を加えて強くし、製品に仕上げる工程を指します。
ある1日の流れ※1直の場合
5:00(出勤・材料の投入・完成品の取出し・アラーム処置・検査)
8:00(休憩)
8:30(作業再開)
11:30(休憩)
12:00(作業再開)
14:00(退社)
新人研修について
入社後は指導係が横につき、必要な知識を基本的なところからお教えします。把握した作業内容を教育シートでチェックしていく方式なので、自分ができることを可視化でき、明確な目標を持って成長を目指せます。1年ほどすると、ひと通りの業務をひとりでこなせるように。段階的に同時に稼働させる機械の台数を増やし、実力がついてくれば、金型や冶具と呼ばれる部品の交換など、責任の大きな仕事もお任せしていきます。
加硫段取り者
業務内容について
ゴムシールを製造する作業者の、サポート業務がメインです。材料であるゴムの用意や金型の交換、完成品の運搬、機械メンテナンス・トラブル対応などに携わります。材料は別の部署と連携して用意するため、作業の終了時間を予想し、前倒して準備する必要があります。金型交換はフォークリフトを使用しますが、免許は入社後に取得可能です。また、金型には特徴を表記したカードをつけているので、知識がなくても確認できます。知識とスキルが身に付けば、金型の修理依頼といった業務も担当し、より業務の幅を広げられます。トラブル対応をはじめとした突発的な作業もある分だけ、単純なルーティンワークにならないので、常に新鮮な気持ちで仕事に取り組めるのが魅力です。
ある1日の流れ※1直の場合
8:00(出勤・材料の用意・金型交換・完成品の運搬・メンテナンス・アラーム処置)
12:00(休憩)
12:45(作業再開)
16:45(退社)
新人研修について
入社後は先輩たちの補助作業をしながら、OJTで仕事を学びます。まずは簡単な作業から始め、徐々に仕事の幅を広げていくので安心です。材料のゴムや金型は種類が多く間違えやすいので、最初は早さより慎重さを心がけましょう。また研修期間中は、日勤のみの勤務です。先輩たちに聞きやすい環境があるので、不安なことがあれば遠慮なく頼ってください。