従業員の声 詳細

充実した研修と手厚いサポートで帝産湖南交通のハンドルを握ろう

インタビュー写真

上村運転士 1999年入社(53歳)

電子関係の仕事からバスドライバーに転職。
2年後、帝産湖南交通に入社。会社が観光バス事業をスタートさせた時期の1期生。
貸切バスの乗務とともに労働組合の委員長を兼務する仲間達の良き相談役でもある。

  • 帝産湖南交通に入社したきっかけは?

    いま年齢は53歳なんですが、働き始めてから26年目になります。
    もともと電子関係の仕事から転職して、滋賀県内の別のバス事業者で2年間路線バスに乗っていました。
    私が帝産湖南交通に入社した時は、一時的に帝産湖南交通が帝産観光バス滋賀と分社した時代で、その第1期生なんです。
    同じところを回る路線バスより、貸切バス(観光バス)一本で行きたいという思いから帝産湖南交通を選びました。
    やはり「グレイハウンド(犬)のマークの帝産グループ」のネームバリューも大きな理由の1つでした。

  • 現在はどのような仕事をされていますか?

    貸切バスの乗務を行っており、指導乗務も行っています。乗務は観光バス、企業輸送、契約輸送もやっています。
    観光バスに関しては遠足などの需要から複数台で走行する「キャラバン走行」をすることが多く、連帯感や連携を大切にして他の乗務員との打ち合わせを行いながら運転します。
    このことから他の乗務員との仲間意識も芽生えます。会社のアットホームな雰囲気もここから来ていると思います。

  • 職場の雰囲気はいかがですか?

    人間関係はやはり悪くないですよ。
    ピリッとした空気の会社が多い業界ですが、気楽にしていられる社風みたいなところが最大のいいところかなと思います。
    貸切バスについては、全国お客様さまのご要望によって各地に運転して行かないといけませんので、同じ所を運行する路線バスの事故防止の意識とはまた違った次元で高いと思います。
    でも、会社から強いプレッシャーとしてかけられるようなことはないですね。
    人の命を預かってハンドル持つ以上、最低限のことは守らなければいけませんが、それに関しては最初の段階で厳しく指導をされますけど、それを本人が理解したなら1人で背負わされることもないし、強く言うような人もいない。
    アットホームな会社であるのは間違いないと思います。

  • 大型二種免許がなくても乗務員を目指せる!?

    貸切バスの研修制度は大型自動車二種免許を取得していただく養成からあります。
    採用の入口について、路線バスは基本的に養成からは行っていませんが、貸切バスは養成からありますね。
    数年前に入社してきた乗務員が2人いるんですけど、そのうち1人は普通自動車免許しか持っていませんでした。
    ですから、最初は自動車教習所にまずは大型自動車第二種免許を取りに行ってもらって、無事に取得できたらイチから研修が始まります。
    教習所での大型自動車第二種免許取得までの教習はストレートに行って3週間ぐらい。
    そして、免許取得後は3~4カ月間乗って研修。外周道路に出る時は横乗り(添乗)から始めます。
    もちろん当初は基本的には1台で行くことはなく、我々の乗務する車の後ろに付いて2台で走ります。
    その後、晴れて研修が明けてひとり立ちすると、最初の仕事はある程度ルートが分かりやすい仕事からしていただくので、不安に感じることは少ないと思います。

  • 経験者でもしっかり行う研修とサポート

    すでに大型自動車第二種免許を取得されていて、他社で乗務経験がある方でしたら、国の規定である約20時間の実地研修を消化してもらい、約40時間の座学を受けていただいてから乗務をスタートしていただきます。
    そうした場合は1カ月ぐらいですね。
    トラックに乗っておられる方も別にそんなにかからないと思います。
    飲み込みが早ければ、約2週間で乗務を開始していただいた方もいました。
    実際に乗務員になってからも、運転や事故に対してのEラーニングを行ったり、旅行会社主催の接遇(せつぐう)研修や保険会社から事故の知見を学ぶことを行ったりもします。
    また、研修ではありませんが、経験者でも必要な方は経験年数に応じて、お客さまの対応はもちろんのこと、道やコースの対応もサポートをするようにしています。
    ちょっとこのコースわかりにくいなと思ったら、地図も作って添付するなどのサポートは行っていますよ。

  • 研修で指導されるポイントは?

    まず、やっぱり左折時の巻き込みと人や自転車が側方を通る時ですね。
    左折時は内輪差が結構ありますので巻き込みがかなり厳しい。
    あとは歩行者の側方を走らせる時。
    例えば琵琶湖沿いは自転車が多いですから、その側方を通る時の間隔をしっかり開けるようにしないといけません。
    巻き込み事故を完全に防止しするという意識はしっかりと身につけてもらいます。人命に関わることですので。
    他にもいくつか研修で見るポイントがあって、走行時にふらつきがない、その場にあうスピードを出すためのアクセルの開度、前車との間隔……言い出したらキリがありませんけれどね。
    あとは、道路標識や路面標示をちゃんと見ているかどうかですね。
    特に一番見逃しているのは路面標示で、例えば「この先横断歩道があります」っていうひし形のものとかね。
    研修を受けている方を横で見ていると、道路標識や路面標示を目で追っているかどうかということはすぐに分かりますよ。
    あれを一番重要視して注意させていますよね、歩行者が横断歩道を渡っている時、我々は絶対止まらなきゃいけませんから。

  • 帝産湖南交通独自のユニークな研修とは?

    冬の路面対策ですね。
    安全を確保できる場所に水が噴き出している滑りやすい路面をわざと作って、実車に乗って急ブレーキを踏ませて「滑った時の感覚はこんなんだぞ」というような研修があります。わざと危険運転を体験させるんです。
    長野県の志賀高原での雪山研修も行います。これらの研修を初めて受けた方はかなりビビります。
    氷の上と雪の上ではまた滑り方がまた違うので、凍っているか、ぬれているのかは走行音を聞けばある程度分かってきますが、夕方から夜にかけての発生率が高いブラックアイスバーンだけは本当に怖いです。
    初めての経験ほど怖いものはないですが、やはり経験の有無で心構えやどうしたら良いのかという対処が変わりますので大変だとは思いますが、そういう機会を設けています。

インタビュー写真

いま、帝産湖南交通を目指されている方へのメッセージ

仕事全体に対して責任感のある方、家族を大事にしてくれる方に是非、お越しいただきたいです。
身近な方を大切に出来る方はお客様も大切に、しっかりと運転できると思いますので。

トップへ戻る