何年後でも良い。いつか「南波さんに教わって良かった」と思ってもらえるように。

南波 指導乗務員(2004年入社)

大宮営業所に所属する指導乗務員。
トラックの運転手を経験した後、29歳で西武バスに入社。
路線バス運転士として勤務した5年後、指導乗務員に。

※インタビューは2017年12月当時の内容です。

最初は慣れないことの連続で不安だらけ。不安をいかに取り除いてあげられるか。

路線バスの運転士として「独り立ち」できるようになるまで、
研修を終えて大宮営業所に配属になった新人をサポートしています。

営業所に配属される前の研修では、バスを運転する上での基礎知識や心構え、運転技術を教わります。
実際にお客さまを乗せて走るのは営業所に配属になってから。

実際に走る路線を覚えて、お客さまを乗せて走る運転に慣れてもらう。

朝の通勤・通学ラッシュ時にお客さまが円滑に乗降できるように対応する―――
病院に行きたいお客さまに最寄りの停留所をきちんとご案内する―――
自信を持って一人で路線デビューできるようになるまで、
ひとつひとつできることを増やしてあげ、サポートをすることが私たち指導乗務員の仕事です。

「一人ひとりに合った指導」を徹底的に考えます。

最初は慣れないことの連続です。
「ちゃんとバス運転士としてやっていけるのか」と不安を感じる瞬間が出てくると思います。

よく渋滞する道や、特に慎重に運転しないと危険な道を覚える必要があるし、
いろんな事情をお持ちのお客さまに適切な対応もできるようにならなければならない。

覚えることは正直かなり多いです。

不安を取り除きながら、着実にバス運転士として成長してもらうには、その人に合わせて教え方を変えていく必要があります。
例えば新人の運転に同乗して教えるタイミング一つ取っても、信号待ちの度に疑問を解消したい人もいれば、終点に到着してからまとめて教えてほしい人もいます。

私はけっこうおしゃべりな方なんで(笑)、積極的に新人と会話するようにしています。
課題や悩みを探って、その人に合った指導を考えるようにしています。

わからないことは素直に「わからない」と言える素直さが大事です。

私自身も長年バス運転士として経験を重ねてきたので、培ってきたノウハウをできる限り多く教えたいと思っています。

積極的に質問してくる人は、めきめきと成長していきますね。

もちろん、指導乗務員の運転を間近で見て覚えることも大事なんですけど、
分からないことがあったら、どんどん聞いてきてほしいです。

教える側としても、質問や相談がしやすい空気を作ることを意識しています。

新人に対してオープンに接して、会話を重ねて、信頼関係を作っていく。
同じ職場で働く仲間として仲良くしたいと思っているので、日頃のコミュニケーションは大事にしていますね。

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