未経験からでも憧れのバス運転士に。 熊本でバス業界を牽引する九州産交バスグループだから安心して働ける。

溝口運転士(入社6年目)・上村教官(入社30年目)

(溝口運転士)
木山営業所にて熊本市中心部と益城町を結ぶ路線バスを担当。丁寧な運転と分かりやすいアナウンスでお客様からの評判も高い。

(上村教官)
「路線バス」「快速・リムジンバス」「高速バス」「貸切バス」全てのバスに乗務した後、2年前より教官として新人からベテランまで徹底した教育を行っている。

バス運転士になろうと思ったきっかけと、九州産交バスを選んだ理由は何ですか?

(溝口運転士)
子どもの頃になりたかった職業は「電車の運転士」「バスの運転士」「山岳警備隊」でしたが、実際には自動車製造や運送の仕事をしていました。
バスの運転士を目指そうと思ったのは、42歳の時に転勤で東京から地元の熊本に戻ったことがきっかけでした。
大きく環境が変わりその変化に戸惑う中で「やりたかった憧れの仕事に就き、活き活きと働いている姿を自分の子供に見せたい!」と思ったからです。
丁度そのタイミングでバス運転士の求人を見つけ、年齢的にも今からでも挑戦できると思い転職しました。
退職後、自ら大型二種免許を取得し面接を受けましたが、未経験からでしたので正直受かるとは思っていませんでした。
子どもの頃からテレビCMを見て「九州産交バスって凄い会社なんだ!」「青と白のカラーがかっこいい!」と思っていた憧れのバス会社ですし、熊本でバス業界を牽引する企業ですから本当に嬉しかったです。

(上村教官)
小さい頃からの憧れ「バス運転士」になるために(当時は経験がないとバスに乗れなかったので)まずはトラックで大型車の経験を積みました。
長距離ドライバーをしていた頃は1週間家に帰れない事も多く、改めて家族との時間を大切にしたいと思いました。
数あるバス会社の中から九州産交バスを選んだ理由は、熊本で一二を争う大きなバス会社なら長く安定して働けると思ったからです。
大型車の経験があれば大丈夫だと思って入社しましたが、同じ大型車の運転でも「荷物」を運ぶトラックと「人」を運ぶバスでは全く違い慣れるまでは大変でした…。
お客様に怪我をさせる訳にはいきませんので、バスに乗るようになって安全への心構えが大きく変わりました。

九州産交バスの魅力は何ですか?

(溝口運転士)
九州産交バスでは運転士は「1等級」「2等級」…と等級で格付けされており、年に一度、評価シート・自己評価・お客様からの声・所長推薦など様々な基準をもとに昇給審査が行われます。
今迄は社歴順に昇格するものだと思っていましたが、自分が思っていたよりも早く昇格させてもらえびっくりしました。安全やサービスに重点を置き一運行ごとを大事にしてきたことを、評価してもらえたのだと思います。
等級に応じて基本給も変わってきますのでとても嬉しかったですし、頑張った分だけ認めてもらえる会社だと実感し、更にやりがいがを感じました。

(上村教官)
今年で75周年を迎える九州産交バスは、熊本では誰もが知るバス会社です。
バス事業をはじめグループ全体で7つの事業を展開しており、グループのスケールメリットを活かした福利厚生が魅力です。
家族で旅行をする際には温泉や旅館、レストランなど、グループ会社の施設や割引を利用できますし、九州産交バスグループの路線バスへの乗車は家族も無料です。
制度面でも、未経験の方には免許取得支援養成制度や免許取得時のお祝い金の支給、希望の勤務地を選べたり入社してからも「路線バス」「快速・リムジンバス」「高速バス」「貸切バス」とステップアップ制度が整っています。
働きやすい環境やさまざまな働き方を選べるところは、歴史も知名度もある大きな会社だからこその魅力だと思います。

運転士としてどんな時にやりがいを感じますか?

(溝口運転士)
運転中にお客様から拍手喝采を受けたことは今でも強く印象に残っています。
その日は、普段から普通車とすれ違うだけでもギリギリの狭隘路線で臨時バスの運行を任されました。
ただでさえ狭い道なのに、有名アーティストのコンサートで大渋滞!
対向車とすれ違う時、乗車されている客様から「あたる!!」とか「うわーっ!!」とか悲鳴が聞こえましたが、何時間も渋滞が緩和するまで待てないですし、後ろに下がることもできず「行くしかない!」と心を決め、とにかく集中して運転しました。
「スッ」と対向車と離合した瞬間、乗車されていたお客様から拍手が沸き起こりびっくりしました(笑)。
バスの運転士をやっていて良かったなと思いましたし、一生懸命やっていればお客様に感動を与えることもできる仕事なんだとその時初めて感じました。

研修を行う時に心掛けている事はありますか?

(上村教官)
大型車の運転経験のない方が、いきなりバスを運転するのは難しいので、まずは中型バスに乗って慣れてもらうようにしています。
最初の3日間は会社の構内にある訓練コースで、ある程度車両感覚を覚えてもらい、次に一般道に出て大きい道路で練習をします。その次のステップは山間部の狭隘路線での練習。その後、熊本市内に戻り運賃収受やICカードなどの操作を覚えてもらいます。
このように研修は段階を踏まえて徐々に教えるようにしていますので、大型車の運転経験がないの方はもちろんAT車しか乗ったことのない方も、クラッチの繋ぎ方からお教えしますので心配はいりません。
ただ、「安全運転」と「安全運行」は別で、バスを運転するだけなら大型二種免許を取得できれば十分ですが、お客様を安全に目的地まで運ぶとなるとそれ以上の腕と知識が習得できないと「安全運行」はできません。
ドアの開け方、マイク案内、運賃収受など接遇もしっかり学んでいただき、プロの運転士としてお客様の命をお預かりする以上は、安全・快適な運行が出来るようになるまで責任を持ってお教えしています。

バス運転士を目指す方にメッセージをお願いします。

(溝口運転士)
一番伝えたい事は「未経験からでも大丈夫」だということ。
バスの運転は簡単ではありませんし、お客様の命をお預かりする責任はとても大きいです。
でも、その分だけやりがいや達成感を感じてもらえる仕事だと思います。
未経験からの挑戦でしたので最初はとても不安で、狭い道で大型車とすれ違う時なんかはヒヤヒヤしましたが、研修で徹底的に指導していただき自信が持てるようになりました。
今でも研修で教わった基礎を忠実に守りながら運行しています。
また、バス運転士になってお客様から直接「ありがとう」の言葉をいただけること、努力をすればお客様はちゃんと見ていて気付いてくださることも大きなやりがいです。
この仕事を選んで良かったと思いますし、付け加えるならもっと早くチャレンジすればよかったと少し悔やんでいます(笑)。
ですから、興味のある方は是非、挑戦してほしいですね。

(上村教官)
教習生は前職が郵便局員・警察官・営業など、全く異業種からバス運転士を目指し転職してこられた方がほとんどです。
大型二種免許を持っていない方も多く、全体の約7割が「免許取得支援養成制度」を利用しています。
「バスを運転できるか?」不安に思われるかもしれませんが、みんな卒業しプロのバス運転士として活躍しています。
なかにはバイクに2回だけ乗った事があるという、車の運転経験さえ無い教習生もいました(笑)。
そんな方でも今では快速バス運転士として12mのバスを運転し、ずっと無事故で頑張ってくれています。
「未経験からでも」「AT車しか乗ったことがなくても」九州産交バスでは、一から指導できる研修体制が整っていますので安心して来てもらいたいです。
大切なのは今あなたが持っている運転技術ではなく、安全への心構えとお客様に対する感謝の気持ちです。
それさえ持っていれば、自然と技術も身に付きますし一番大切な「安全運行」ができるはずです。

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