スタッフインタビュー詳細
作業療法士
西条市民病院 回復期リハビリテーション病棟
作業療法士
- スタッフの経歴
- 入職1年目 正職員
Q1. 仕事をしていて1番嬉しかったこと・やりがいは?
患者さんが再び日常生活動作や趣味、仕事、自動車運転等の作業をできるようになり、その喜びを共有できたときです。具体的には、病前グランドゴルフが趣味であった患者さんに対して、初めは誘っても「できないからやりたくない。」拒否がありましたが、挑戦すると、できました。しかし、「自分が行っても、足手まといになるからチームには戻りたくない。」とチームへの復帰には消極的でした。退院後は少し自信が付き、「チームの練習場に行ってみようかな。」との声が聞かれ、作業の変化と共に患者さんの心の回復を近くで感じられたことはとても嬉しかったです。
Q2. 研修制度、入職後の流れ
4月には接遇マナー等を学ぶ外部研修があります。部内では先輩とペアを組んでおり、先輩に業務や治療等の臨床面についても教わります。月に1回卒後教育があり、入職1、2年目のスタッフを対象に勉強会(接遇、移乗方法、評価法、機器の使用等について)があります。また、キャリアラダー制度ではスタッフのスキルアップが図れます。
Q3. チーム医療について
回復期リハビリテーションの最終目標は、患者さんの生活の再建だと考えています。そのためにはそれぞれの職種の強みを生かして、患者さんを多角的な視点から捉え、支援することが大切です。患者さんのカンファレンスでは、各職種の目標や経過を話します。一人の患者さんに対して多くのスタッフが関わっているのだと改めて実感する瞬間です。
Q4. 職場の雰囲気、働きやすさの取り組み(設備環境、協力体制など)
リハビリテーションセンターでは、朝と昼のミーティングや症例報告書等、先輩に相談したり、ディスカッションしたりできる機会が多く設けられていると思います。そのた、普段からスタッフ間の距離が近く、話しやすい雰囲気があります。
部内には業務管理部があり、日々の業務が安全に円滑に行えるような体制があります。
また、お休みは月9~10日しっかり取得できますので、ご安心ください。
Q5. 回復期リハビリ病棟について
回復期リハビリテーション病棟で患者さんと関わる期間は数ヶ月であり、患者さんの残り人生を考えると、ほんの一部に過ぎません。そのため、入院期間では、機能回復や日常生活動作等、患者さんができることを少しでも増やして、退院後その人らしい生活を再スタートできるように支援していきたいです。当院の回復期病棟では、青空の下で食べるランチやイベント活動等、患者さんがいきいきと過ごせるようにと工夫された取り組みがあります。また、リハビリ農園での作業や、自動車の運転練習等、患者さんの退院後の生活に近い作業が実施できる環境があります。