もうすぐ入社20年。
「自分も10年20年と頑張って、柴田先生のようになっていきたい」
若手にそう思ってもらえるよう日々頑張っています。

講師・主任
Y.S

Interview
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インタビュー

小・中学部の英語の授業を受け持たれているとのことですが、授業ではどのようなことを心がけていますか?
小さな目標を設定し、成功体験を積んでもらうようにしています。例えば「今から5分で単語を覚えなさい」と言って練習をさせてから小テストを行い「5分でこれだけたくさん覚えられた」という達成感を持ってもらうなどです。細かいステップを設定し、それらを乗り越えるという積み重ねで、大きな力をつけていくことを重視しています。
20年近い講師経験のなかで、成長したと感じる部分はどんなところですか?
今思えば、まだ若手だった頃は生徒への指導や声かけに優しさが足りないところがあったと思います。講師として経験を積む中で、徐々に子どもたちの気持ちに寄り添った教え方ができるようになりましたね。授業中、集中力が途切れそうになっている生徒には「あと5分頑張ろう、そうすれば集中力を伸ばせるから!」と声をかけるなど、状況に応じた工夫ができるようになりました。宿題を忘れて来た子にも、以前なら「やってから帰りなさい」と叱っていたところを「忙しかったのか。じゃあ先生とクラブと勉強を両立できるようスケジュールを考えようか」と言えるようにもなりました。趣味で楽器や水泳を習い始めて、教えてもらう側の立場を理解できるようになったのも大きかったと思います。伝え方ひとつを取っても幅が出てきたと感じています。
講師業を続けるなかで、うれしかったエピソードをお聞かせください。
立志館で働き始めて間もなく20年になるのですが、最近になって自分が教えた生徒たちが大学生になり、非常勤講師として戻って来てくれることが増えました。正社員として入社し、同僚になった元生徒もいます。時には「柴田先生、昔はすごく怖かった」と言われてしまうこともありますが、そのような言葉をもらうたび、我ながら丸くなってきたんだなと感じます。いずれにせよ、彼らの心の中に居心地が良かったという記憶があるからこそ、ここで働こうという気持ちになったのだろうと思うので、生徒と向かい合う努力をしてきた甲斐があったと感じます。
ベテラン講師として新人教育に携わることが多いと思いますが、入社したばかりの社員に対しては、どのような教育をされていますか?
初めて教壇に立つ人はホワイトボードの使い方や話し方、声の出し方などが全く分からないと思いますので、まずは私たちの授業見学をしてもらい、それを真似るところから始めてもらっています。また、入社後の新人にはトレーナーと呼ばれる指導係がマンツーマンで付きますので、困ったことがあれば親身になって相談に乗ってもらえる環境です。人にものを教えるのが好きでこの仕事に就いている先輩職員ばかりですので、トレーナー以外にも助言を求めやすいです。初めて教壇に立つという方は不安が多いと思いますが、サポート体制は万全ですのでご安心ください。
今後の目標は?
若手の講師に、明るく楽しく元気に教壇に立っている自分の姿を見せていきたいと考えています。若手も将来に不安を感じることもあると思うので「柴田先生が元気に仕事しているから大丈夫だ。自分も5年10年と頑張って、柴田先生のようになっていきたい」と感じてもらえたらという思いで、日々精進していきます。

Profile
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プロフィール

講師・主任
Y.S
1999年、大阪教育研究所に入社。小・中学部の英語科講師。ベテラン講師として若手講師の教育にも力を入れている。

Schedule
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ある1日のスケジュール

14:00
出勤後、引き継ぎの確認や配布物の準備などを行います。
15:00
若手講師の授業練習。若手の成長を後押しできるよう力を尽くすのも大切な仕事です。
16:00
休憩。授業が始まる前に食事をとっておきます。
17:00
90分授業を3コマ担当。
21:55
3コマ目の授業が終了し、生徒たちを見送ります。
22:00
業務終了。お疲れさまでした。
刻々と変貌する社会へ飛び立つ子どもたちのために。
今、私たちにできること
「わかるまで教える」。

昭和55年の設立から今日にいたるまで、変わることのない大阪教育研究所の教育方針です。受験は子どもたちにとって人生最初の重大な決断。入試を知り尽くしたプロとして子どもたちを全面的にサポートするのが私たちの務め。しかし、合格だけがゴールではありません。

勉強を通じて本当に伝えたいことは、学ぶことの楽しさと物事の本質を探究できる力。「変化に対応できるバランス感覚」を持ち、刻々と変貌していく社会で活躍できる人に成長してもらいたい。

私たちは、今日も子どもたちの未来に真剣です。
私たちと一緒に働きませんか?
その子が人生を振り返った時、あなたの顔がきっと浮かぶ。