INTERVIEW インタビュー
家事や育児の経験が役立つ仕事。助けあいの心に満ちた職場が、背中を押してくれます。
S.M さん
支援センターさくら・なでしこ
世話人
INTERVIEW インタビュー
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年齢を重ねても、長く働ける職場です
年齢を重ねると、一日中パソコンに向かって事務の仕事をするのは、目も疲れてだんだんきつくなってきました。そこで年齢を重ねても長く働ける世話人に転職しました。自分より年上の世話人が、元気に働いているのを見て安心しました。この仕事を始めてから10年になります。
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最初は利用者さんの障害特性に戸惑いました。
最初は、20代、30代の女性利用者4名のホームで支援をしました。知的障害はあるけれど、みな働いておられて、身辺面も自立し、会話もでき、わたしを自然に受け入れてくれました。ただ、おひとりの女性は、自分で食事を口元まで持っていくのですが、なかなか口に入れず、食べ始めるまでに1時間くらいかかるので、非常に戸惑いました。支援員と相談しながら、ご本人の意思を尊重しながらも、食べ始められるよう長い期間をかけて粘り強くかかわると、今では20分くらいまで短くなりました。
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世話人同志の交流や研修もあります。
同じホームで働く世話人たちと支援員たちとで毎月ミーティングがあるので、利用者さんのことで困っていることや、ホームの日々の運営について、みんなで相談します。研修もあるので、障害特性や健康維持支援など、学ぶ機会も多いです。
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うれしかったこと
利用者さんが手作りのビーズのブレスレッドを母の日にプレゼントしてくれたり、久しぶりに支援に入った別のホームで、「Sさん、来てくれてありがとう」と覚えていてくれたりした時はうれしかったです。
利用者さんによっては、体調がすぐれなくても言い出せない人もいます。毎日、注意深く様子を見ていて、症状が重くならないうちに訪問看護師や支援員に連絡して早めに対応しています。
S.M さん
支援センターさくら・なでしこ
世話人
世話人をする前は、一般事務の仕事をしていました。母がグループホームの世話人をしていたこともあり、一時はダブルワークでグループホームの女性利用者さんの見守りを短時間だけしていました。
一日の流れSCHEDULE
午前 AM
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出勤・お見送り
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清掃・水分補給
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休憩
午後 PM
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洗濯物の取り込み
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お茶・入浴準備
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お出迎え・入浴介助
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退勤
取材:2021年