INTERVIEW インタビュー

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それぞれに異なる個性をお持ちの利用者様とのふれあいには、お一人お一人と一緒につくり上げる楽しみがあります。

T.T さん

支援センターい~な
生活支援員
2018年入職

INTERVIEW インタビュー

  • ご本人の日常を豊かにするための居場所を提供しています。

    支援センターい~なの生活介護サービス・グーテンでは、知的障害のある若年層とシニア層、2つのグループを対象に通所型の日中活動と介護を実施しています。私が担当するのは、60代から70代を中心としたシニアのグループ。約20名の利用者様に4、5名の職員が付き添い、事業所が受託する簡単な作業や、曜日別のレクリエーションに取り組んでいます。私自身は主に作業支援に従事しています。

  • 作業を楽しめる状況を生み出し、やりがいを身近なものにしたい。

    シニア層のご本人は、手軽に楽しめる余暇活動を求められているだけに、日々の作業もレクリエーションの一環のように感じてほしいというのが、私の願いです。たとえばプラスチック製品の袋詰めでは、製品や説明書を仕分ける過程を楽しんでもらおうと、段ボールにマス目を引いた自助具を製作。これは、マス目に製品を並べていけば、1袋に封入するセットができあがるという道具です。マス目を埋める感覚が囲碁や将棋に似ているのか、夢中で作業に打ち込む方も。合間には必ず声をかけ、何かをやり遂げる充実感を共有しています。

  • 気持ちのありようは人それぞれという事実を、ケアの前提に。

    とはいえ、誰にでも同じ方法を適用できるわけではありません。ある男性利用者様の場合、自助具を使い始めた時点では順調に作業されていたのですが、徐々に拒否が見られるように。間を置いて話を聞いてみると、使用していた自助具が周囲の利用者様より大きかったことに、違和感を覚えられていた様子でした。そこで、自助具を必要最小限のサイズにつくり変えたところ、抵抗なく使っていただけるように。結果の出来不出来だけでなく、実際に手がけられる際の気持ちにも目を向けることの大切さを、改めて教えていただきました。

  • 自制心と探求心が、ご本人の生活を豊かにするための鍵です。

    知的障害という共通点はあるものの、考え方や行動の特性は人それぞれ。利用者様の活動内容は一律ではなく、作業やレクリエーションへの参加をご本人の判断に委ねているのも、そんな理由からです。必然的に個別のケースに対応することにはなりますが、そのぶん職員の工夫の余地は大きくなるもの。ご本人の気持ちのありようを冷静に受け止めようとする自制心、それを受けてどうすればよいかを考える探求心があれば、利用者様と日々の楽しみを共有できる仕事です。

T.T さん

支援センターい~な
生活支援員
2018年入職

還暦を目前に控えた自らを活かせるケアのあり方を模索しながら、仕事に従事。利用者様の作業をサポートするための自助具を考案する、アイデアマンの一面もある。苦手なことは同僚に協力を仰ぎ、乗り越えている。

一日の流れSCHEDULE

午前 AM

  1. 出勤・お出迎え

  2. 体操・散歩の付き添い

  3. 見守り・作業補助

  4. 食事介助

午後 PM

  1. 休憩

  2. 作業補助・散歩の付き添い

  3. 体操・散歩の付き添い

  4. 終わりの会・お見送り

  5. 利用記録の作成・清掃

  6. 終礼・検品

  7. 退勤

取材:2019年9月

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