私はもともと自分の物をレザークラフトで作製するのが趣味で、カメラのストラップやバイクのシート、鞄などを手がけていました。職歴は、電話回線の営業職に就いた後、レザークラフトの会社で数年基礎を学び、その後サンリペアに転職しました。選んだ理由は、レザークラフトが好きだったことと、お店を持ちたいと考えていたからです。
私が勤務する店舗は駅近くですので、お客様はサラリーマンが中心で、中には出張の方もいらっしゃいます。初めて来店される方も多いため、オーダーをしっかりとヒアリングしながら、“できることなのかどうか”や“納期”などを丁寧にお伝えしていきます。
お客様の想い入れのある商品を、間違いなく修理するためにはコミュニケーションが必要不可欠。「お客様の喜び」を第一に考え、仕事に打ち込んでいます。
例えば、カバンの修理でレザーが必要になった時、一般的には会社ごとに取り扱っている素材が限られていて、修理前にお客様自身が持つイメージと修理後の実物が異なることもあります。一方で当店では素材選びから自由にできますので、難しいオーダーであっても、できる限りお客様のイメージに近づけていくことができます。時には素材探しに数ヶ月掛かることもありますが、探し当てた時の喜びはひとしお！
お客様の喜ぶ顔が浮かんできてしまうんですよ。
まず当店にいらっしゃるお客様は、他店で修理を断られた方が多いのも特徴です。
ある日、外側のレザーがボロボロになった鞄をお持ちのお客様がいらっしゃいました。なんとそのレザーは、とある高級車のシートと同じレザーだとのこと。ハッキリ言って売っていません。
しかし長い時間を掛けて、全く同じではないですが、同じランクのレザーを探し当て、修理をしてお客様に納品しました。
お客様は「この鞄じゃないと仕事ができない」と仰られていて、その喜ぶ顔を見ると、私もとても嬉しかったですね！
「あそこに行けば、何とかしてくれる」そう思ってもらえるお店にしたいですね。
そう思ってもらえたら職人冥利に尽きます！
まずは興味があれば大丈夫です！そして、「人の気持ち」に応えたいと思える方が向いていると思います。お客様にしっかりと向き合うことで、結果喜んでいただける仕事ですので、ヤリガイは満点！
あなたもこれから、好きなことを天職にしませんか？
