食品ドライバーは、温度管理が大切。季節に合わせて一工夫しています。

もともと派遣社員として入社したのですが、上司の方のご好意で正社員にならないかと声をかけていただきました。見てくれている人がいるという喜びが、「この会社に貢献していこう」と決めた一番の理由です。現在はドライバーとして、大阪市内を中心に寝屋川までのコースを担当していて、取引先の方からは「兄ちゃん、いつも笑顔だね」と言っていただけるほど、仕事を楽しんでいます。当社のトラックは、温度別に冷凍と冷蔵・常温商品を仕切り板でわけて配送しているので、指定された温度で無事に納品できるよう、運転と同じくらい商品管理には気を遣っています。とくに冬場は、生クリームなどの冷蔵商品が凍ってしまうことがあるので、緩衝材や保冷シッパーなどで工夫しています。逆に夏場の暑い日には、凍ったままで届けたいアイスクリームなどの商品が溶けないように、車内の温度管理を徹底しています。

じっくりと丁寧に。毎日の積み重ねが「安全と信頼」に繋がります。

仕事でこだわっていることは安全運転です。ミスがないように、どんなときも冷静でいることを心がけています。当社は取り扱っているアイテム数も豊富なので、伝票を丁寧に確認しながら、似たような銘柄やグラム数を間違えないように、チェック作業も入念に行っています。同じ商品でも、味の違いや色の違いでいくつかの種類があるので、必ず検品してから積む姿勢と、継続的な注意力が求められます。私は仕事を覚えるスピードも遅いのですが、だからこそ人の何倍も時間をかけて、間違えのないように徹底してきました。上司からは、「入社してから、大きな事故やミスが一度もないな」と褒めていただくのですが、小さな意識の積み重ねが、今の自分を創っているなと感じます。時間をかけて努力してきたことが、今こうして一つの評価に繋がっていることがとてもうれしいです。

後輩のため、苦手を乗り越えて、変われた自分がいます。

仕事を通じて、自分自身が大きく変わったことを実感しています。昔は人と接することや指導することが苦手だったのですが、倉庫作業員の主任を任されたときに、周りの方が「大丈夫だよ」と背中を押してくださったので、一つひとつ知識をつける努力をし、自信が芽生えました。人前で意見を発言することもなかったのですが、「今これを言わなければ、後輩たちが間違った方向にいってしまう」という危機感があって、そのときに、もう一人の自分が弱い自分に打ち勝ってくれたなと思います。後輩がいたからこそ、自分を変えてこられましたし、彼らの成長する姿を見られたことは、今でもうれしい思い出です。今後は色々なコースを巡って知識を増やし、無駄のない走り方を伝えていきたいと考えています。新しく入社される方々も、不安はあると思いますが、優しい先輩方がしっかりと支えてくださるので、安心して来てください。