給食を楽しみにしていた私が、今は「美味しい時間」を作る立場に

子どもの頃から給食が大好きで「将来は給食に関わる仕事がしたい」と思うようになり、栄養士の専門学校へ進学しました。卒業後は病院などいくつかの職場を検討する中で、子どもたちの健やかな成長を支える小学校給食の仕事に魅力を感じ、NECライベックスを選びました。
給食室の1日は、朝6時から作業がスタート。届いた食材の品質チェックから始まり、大きな回転釜を使って調理を進めていきます。家庭用の鍋と違い、専用の調理器具を使って一度に大量の食材を調理するのですが、アレルギー対策や衛生管理には特に気をつけています。
早朝からの勤務ですが、おおむね15時には仕事を終えることができ、帰宅後にプライベートの時間を十分確保できるところが嬉しいです。
また、日々の仕事の中で最も楽しみなのは、子どもたちとの触れ合いです。「今日の給食はなーに？」と興味津々に聞きに来てくれる姿や、かつての私のように給食を楽しみにしている子どもたちの笑顔を見ると、この仕事を選んで本当に良かったと感じます。

現在の勤務先で仕事を始めてから、考え方や行動が少し変わったと思います。学生時代はどちらかと言えばマイペースな性格でしたが、調理現場で働く中で段取りを考えて動いたり、複数の作業を同時に進めたりできるようになりました。
プライベートでも「前よりテキパキ動けるようになったね」と言われることが増え、自分でも少しずつ成長できているのかなと感じています。
こうした自身の成長に関しては、職場の雰囲気が影響しているかもしれません。入社前は、調理の仕事は黙々と作業するといったイメージでしたが、実際は違ってスタッフ同士が声を掛け合いながらチームワーク重視で進めていきます。私もここにきてからは、ほかのスタッフに「野菜の下処理が終わったから、次は炒め物をするね！」と、積極的にコミュニケーションを取るようになりました。チームで協力しながら仕事を進める楽しさは、この職場で得ることができた大切な財産となっています。

入社後の研修では、まず衛生管理や食材の取り扱いなど、給食業務に必要な基礎知識を教わりました。その後、先輩とのマンツーマン研修を実施します。食材の下処理から始まり、慣れたら次は調理補助……という具合に、段階的に業務を覚えていきました。
このように、基礎からじっくり学べる環境が整っているので、調理に自信がない方も安心してスタートできると思います。
この仕事は、料理を作ることが好きな方はもちろん、子どもたちの健康を支えることにやりがいを感じる方に向いていると思います。大切なのは、食品を扱う者として安全・安心な食事を提供する意識です。食材の鮮度確認から調理器具の衛生管理まで、細かな部分に気を配れる方であれば、より活躍できる職場だと思います。
私自身、給食を通じて子どもたちの成長を支えることに喜びを感じている毎日です。美味しい給食へのこだわりを持つ仲間と一緒に働けることを楽しみにしています。