バス運転士としてのあゆみ

INTERVIEW

運転士の写真

異業種からの転職。家族の笑顔と地域の安心を運ぶ、バス運転士になるまで。

大屋敷運転士・2022年入社

バス運転士になろうと思ったキッカケは何ですか?

前職は携帯ショップで店長をしていました。もちろん土日は出勤で、子どもの行事は一切参加できないどころか、休日を一緒に過ごすこともできず、本当にこんな父親でいいのかと悩んでいました。
職場には相談できる同僚や先輩もいません。店長として孤独に奮闘する中、会社からは数字を求められ、いくら頑張っても結果が出なければ給料も無く、仕事を続ける意義も見失っていました。
実は父も転職してバス運転士になっていました。仕事をする父がすごく楽しそうでキラキラしており、話を聞いてみました。バス会社といっても働き方は千差万別です。自分のライフスタイルと照らし合わせて、結果としては父と同じ会社には進みませんでしたが、父の存在はバス運転士を目指した大きな決め手ですね。

南海バスグループに入社しようと決めた理由を教えてください。

生まれ育ったこの地域で何か地元に貢献できる、公共性の高い仕事を探していました。父の様子を見ていたこともあり、おのずと進む道が路線バス会社に絞られました。
小さい頃からバスと言えば・・・お客さまとして乗ったことのある路線バスを今度は自分が運転する、最初から南海ウイングバス一択でしたね。

乗務して大変だったことを教えてください。

大型車を触ったこともない、全くの未経験からのスタート。人を乗せて運転するにはこれだけ気を付けないといけないのか…と思い知らされました。しかし、教官から「心配せんでもプロの運転士にしたる、前向いて笑っとけ!」という言葉を頂き、心強かったですね。タクシーやトラックも運転のプロという意味では同じですが、路線バスは求められる運転技量が異なります。特にお年寄りが多い時は早く降車しようと急に立つ方もいらっしゃるので、普段よりゆっくり出発したり発車時や停車時に慌てさせないようアナウンスしたりすることを意識しています。

入社して良かったことを教えてください。

地域柄、春は桜、秋は紅葉と四季を感じながら走ることができ、のどかで癒されます。
お客さまと一緒になって「綺麗に咲いていますね」などお話できるのでとても良いですね。勤務シフトが先々まで決まっており、予定通りに退勤できる、予定通りに休めることからプライベートでは家族と一緒に過ごす時間、会話が増えて絆が深まりました。店長時代のように急な出勤を強制されることも無く、子どもの行事があれば前もって休みが取れるのはありがたいです。また、吉本新喜劇やいちご狩りのチケットも貰えて、家族の恒例イベントになっています。

今後の目標を教えてください。

目標は大きい方がいいですよね。
まだまだ先かもしれませんが、先輩のようにドライビングマイスターという、高い運転技術、安全意識、接遇力を持つ運転士に登用されることを目指しています。
プロドライバーとして20年30年と乗務して技術を極める方もいますし、運行管理者など管理部門を目指す方など、様々なキャリアの選択肢が用意されています。ひとりひとり将来の目標が明確に見えるところも、この会社の良い点ですね。

編集追記

大屋敷運転士は、営業所長からの強い推薦もあり社内選考を経て2025年夏、
営業主任に登用されました。

乗務経験を活かしてバスの運行管理や運転士の安全教育など、営業所全体のマネジメントに携わり、ゆくゆくは副所長そして所長へと更なるキャリアアップを目指します。

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