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事務所からとびたし、見て、感じて学んだ新人時代。
大阪の大学で空間デザインを学び、家具業界に興味を持ちました。地元での就職を考えたとき、出身高校のある大川市が家具の名産地ということで、大川市のモーブルに就職を決めたんです。私は営業職ですが、最初の3ヶ月間は配送に同行していました。配送と営業は一見関係なく思えるかもしれませんが、トラックの助手席に乗っていると、お得意先の場所や商品の流れがスムーズにつかめます。事務所にいるより仕事を覚えやすかったと思いますね。営業をはじめたのは、入社から4ヶ月後。先輩に引率されてお得意先をまわり、引継ぎのご挨拶をさせていただきました。ただ、1年目は商談ではなく、お得意先の店舗を見てまわる毎日でした。店頭で自社商品と競合商品を見比べると、機能・価格・カラーバリエーションなどさまざまな違いが見えてきます。営業するうえで知っておくべき自社商品の立ち位置が徐々に分かってきました。現場を見て学んだ1年間は、今の自分につながる大切な時間だったと思います。