現場出身の責任者だからこそ、現場の声に寄り添えます。
入社当初のエピソードは?
入社当初は覚えることも多く、やりがいを感じられるほど、心の余裕はありませんでした。ただ徐々に仕事を覚えていくにつれ、仕事内容や職場環境などにおいて改善すべき点がいくつか見えてきたことを覚えています。当時はまだまだ私自身が未熟なこともあり、周りの人と協力しながら、作業の効率化や経費の削減などの改善を進めました。その結果、感謝の言葉や評価をしていただいたことで会社への貢献を実感。やって良かったと思いましたし、当時の経験が今のやりがいにもつながっています。同時にみんなで協力し合い助け合うことで何倍ものパワーを生み出せることを知りました。以来、仕事をするうえで、「人と人とのつながり」を一番大切にしています。心がけは、平常心です。どんなときでも冷静に行動するようにしています。
課長になってからの取り組みを教えてください。
暑さだったり寒さだったり職場環境の改善から着手しています。手の届く範囲からのスモールスタートです。というのも、暑い寒いを中には我慢する人もいるので、普段は声をあまり出さない人に心を開いてもらい、意見を聞くところから少しずつ取り組んでいます。私自身がそうだったのですが、さまざまな方に相談させてもらったのが大きかったので、改善と言えば、「相手に話をしてもらう」に尽きるといって過言ではありません。課長になったものの、私のことを知らない人、よく分かっていない人もいると思いますので、「2021年7月から課長になりました」という挨拶から始めて、「現場はどうですか?困っていることはありませんか?」と切り出しています。次にするのが世間話やプライベートの話題です。「お休みの日何しているんですか?」と話を広げて距離を縮めています。
これまでの成長と、これからの目標を教えてください。
まだまだ勉強することは多く、これからどんどん成長していかなければいけないと思っています。とはいえ、入社時と比べて多少なりとも成長できているのも事実で、つい最近まで仕事は自身で何でもしなくては、ということに固執していたのですが、最近は仲間に頼ることを覚え、チームワークに重点を置くようになりました。そう思えるようにしてくれた仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。現場の課題というのは、まず問題に気づくことから始まると思います。些細な問題であれば、「何とかなるだろう」「誰かがするだろう」という意識を持ちがちですが、そうした些細な問題が大きな損失につながる可能性がありますので、たとえ、どんな些細な問題や事柄であっても、早期に発見し、早期に解決できる人材になるのが目標の一つであり、なりたい自分です。
製造技術によって積み重ねられた50年以上の実績を持つ信頼の株式会社マツヤマ