観光、乗合、送迎 全て経験できるのが「きしかん」の魅力！

もともと車の運転が好きでドライバーを目指すようになり、トラックよりもバスに乗りたかったので大型二種免許を取得。
バスの運転手になりました。

観光バスの運転手になって８年目に、勤めていた会社がバス事業から撤退することになり、昔から声をかけてもらっていた「きしかん」で働くことに。

私は観光バス以外に通勤・通学の送迎の仕事も担当しています。
観光バスでは自分の親世代のお客さまと。通勤バスでは同世代のお客様さま。通勤バスでは学生さんと。
さまざまな世代のお客さまと接する事ができるのは「きしかん」ならでは。
好きなこと（運転）を仕事にできて、人と話ができる。
この仕事の一番の醍醐味です。

お客さまが心待ちにされていた旅が、楽しい想い出になるように安全運転と気持ちの良い挨拶を心掛けています。
ワンマン運行の場合は、見所やオススメのお店を聞かれることも。

大変な事はハプニングが起こった時、状況を冷静に判断し適切な対応が求められること。
以前、事故渋滞に巻き込まれ、船の時間に間に合わずホテルの手配をしてもらったこともありました。

観光バスの仕事ではお客さまにとって特別な日を一緒に過ごすことができます。
お客さまの笑顔や「ありがとう」の言葉、困った時に頼りにしてもらえたり。
とてもやりがいのある仕事です。

学校までの短い道のりですが、学生さんを見守る気持ちで送迎しています。
顔を合わせるうち、少しずつ学生との距離が近くなっていくのもこの仕事の面白みです。

嬉しかったのは、送迎を受け持っている大学生に「運転手さん怖そうに見えるけど、話したら面白いんやな。」と言ってもらえた事。

観光や企業送迎に比べ学校送迎の仕事は多くはありませんが、いつも元気な学生さんと接すると、こちらまで元気になります。

企業送迎の仕事は、「安全に」「時間までに」という事に加えて、いつもお客さまを応援する気持ちで会社までお送りしています。

お客さまは運転手を選べません。
きっと心の中で「あぁ。今日はあの運転手か…」と嫌な気分になったり、「今日の運転手は当たり！」と少し嬉しくなったり、密かに一喜一憂しているはず（笑）。

会社へ向かう短い時間ですが「今日はラッキー♪いいことありそう！」そんな風にお客さまが少しでも晴れやかな気持ちで出勤してもらえるような運転手を目指しています。

実は、テレビ出演したことがあるんです!!
子どもの素朴な疑問に答える番組で、「バスの運転手はドアノブが無いのにどうやって閉めるの？」という内容にお答えするもの。
「窓から出るのか？」「車内の閉まるボタンを押して走って降りる！」など子どもと一緒にいろんな実験しました（笑）。

バス運転手不足と言われる今、資格や経験があれば他の会社がいいように見えるかもしれません。
でも、「きしかん」がやっぱり一番！

私は「きしかん」に声をかけてもらい、ここまで育ててもらいました。
これからは２０年のキャリアを生かし教育にも力を入れ、会社に恩返しをしていきたいと思っています。