
2021年入社 松原営業所 I.N.さん
専業主婦からの挑戦で運転士に。
未経験からのスタートながら、今では路線バスを担当し、観光バス運転士へのステップアップも視野に入れている。
子どもが成長し、少しずつ自分の時間を持てるようになった頃、「もう一度、働きたい」と思ったときに、心の奥から浮かんできたのは“バスを運転してみたい”という気持ちでした。
思い返せば、小学生の頃の遠足で大きなバスを軽やかに操る運転士さんの姿に、胸をときめかせていた自分がいました。
実際に大型バスを目の前にしたときは、その大きさに圧倒され、「本当に私に運転できるのだろうか…」と不安でいっぱいでした。
しかし研修では、基礎から丁寧に指導していただけるので、未経験の私でも安心して学ぶことができました。
さらに、近鉄バスには路線バスからリムジンバス、高速バスへと段階的にステップアップできる制度も整っています。
観光バスの運転を目指す私にとって「長く働きながら成長していける環境がある」――そう思えたことが、入社を決める大きな理由になりました。
最初は車体の大きさに圧倒され、ハンドルを握る手が汗ばみました。
交差点で曲がるとき、内輪差を意識しすぎて体が固まってしまったこともあります。
でも、研修では「どこを見ればいいか」「どのタイミングでハンドルを切るか」といった事を基礎から一つずつ丁寧に教えていただきました。
できるまで何度も寄り添って指導していただいたおかげで、3~4か月が経つ頃には体が自然に動くようになっていました。
気がつけば、運転席に座るたびに「ちゃんとできるかな」という不安よりも、「今日も走れるのが楽しみ!」という前向きな気持ちが大きくなっていて、ハンドルを握ることが日々の喜びになっていました。
朝、エンジンをかけると車体に響く音が一日の始まりを告げます。
「今日も安全運転でいこう」と気持ちを整え、運行をスタート。
通勤や通学の時間帯、街を走るバスには多くの人の生活が乗っています。
停留所で「おはようございます」と声をかけてくださるお客様の一言が、運転士としての責任とやりがいを感じさせてくれます。
狭い道を抜けて大通りに出ると、運転の緊張感と達成感が交差します。
常連のお客様から「乗り心地がよかったよ」と言っていただけたとき、自分の努力が伝わったんだと実感して胸がいっぱいになりました。
また、車いすのお客様から「女性の方だと安心できます」と声をかけていただいたこともあります。
少しでも気持ちを和らげられたのだと思うと、運転士という仕事の意味を改めて感じる瞬間でした。
松原営業所には、現在4名の女性運転士が在籍しています。
年齢も近く、仕事のことはもちろん、日々の暮らしや趣味の話など、気軽に話せる仲間がいるのはとても心強いです。
「次の連休、どこに行こうかな」「この前行った温泉、すごくよかったよ」――そんな旅行の話題で盛り上がることも多く、仕事の合間にリフレッシュできる時間になっています。
女性専用の更衣室や休憩室も整備されていて、仮眠や食事、入浴なども快適に過ごせる環境が整っています。
運行を終えたあと、仲間と「今日はこんなお客様がいたよ」「ちょっと難しいルートだったね」と話しながら過ごす時間は、緊張から解放される大切なひととき。
笑い合ったり、励まし合ったりすることで、翌日の仕事への活力にもつながっています。
営業所全体も相談しやすい雰囲気で、運転技術のことや緊急時の対応など、わからないことがあればすぐに先輩や助役に聞ける環境があります。
「一人じゃない」と思える職場だからこそ、安心してハンドルを握ることができ、日々の業務にも前向きに取り組めています。