
2020年入社 鳥飼営業所 T.J.さん
高校卒業後、バスの構造を学ぶため自動車整備士としてキャリアをスタート。
大型二種免許を取得後、幼い頃からの夢だった運転士に転身。
現在は路線・リムジン・高速・観光バスまで幅広く乗務し、整備で培った知識を活かしながら活躍している。
小さい頃からバス運転士は憧れの存在でした。
狭い道でも大きな車体をスムーズに走らせ、立っているお客様に大きな揺れを感じさせない運転が、本当に格好よく見えたんです。
手を振ると笑顔で振り返してくれる運転士さんも多く、「いつか自分もあの席に座りたい」と思っていました。
高校卒業後は、夢を叶えるための第一歩として整備士の道へ。
大型二種免許を取れない年齢だったため、まずは“バスを知る”ことから始め運転士になったときに役立てようと考えました。
整備を通してバスの構造や仕組みを理解できたことで、「自分が運転してお客様を送りたい」というこれまで持っていた思いがさらに強まりました。
そこで、次のステップとして選んだのが近鉄バスです。
路線・リムジン・高速・観光と多彩なバスに挑戦できる環境に惹かれ、地元・大阪で働ける安心感もあり、「ここでなら自分の成長を実感できる」と確信しました。
印象に残っているのは、志賀高原での雪道教習です。
行きの道中から大雪で、一晩明けると駐車場には1メートル以上の雪が積もっていました。
道路は除雪されていたものの、駐車場は手つかずの状態。
バスを出すために皆でスコップを持ち、力を合わせて雪かきをしました。
同乗していた先輩運転士や本社の先生からも「ここまでの積雪は滅多にない」と言われるほどの状況で、途中で「今日はもう戻ろうか」という話も出るほどでした。
それでも全員で協力してどうにかバスを出し、無事に行程を終えたあの体験は、今振り返ると本当に貴重でした。
大変さを感じたと同時に、“どんな状況でも冷静に判断して対応する力”が身についたと思います。
そうした経験を重ねるうちに、教官や先輩から学んだ運転のポイントを実際の運行で再現できたとき、「あの時の学びが活きている」と成長を実感できるようになりました。
また、近鉄バスでは教官が一般の乗客として乗務チェックを行うこともあり、常に高い意識で運転に臨むことができます。
入社当初は不安もありましたが、実車研修や日々の経験を重ねるうちに徐々に慣れ、次第に自信が持てるようになりました。
何かうまくいかないことがあっても、車庫に戻れば仲間と気軽に話せる雰囲気があり、話しているうちに自然と前向きな気持ちになれました。
そうした日々の積み重ねが、不安を少しずつ消してくれたのだと思います。
観光バスの乗務で、中学生の生徒さんから「いつもは酔うのに、今日は全然酔わなかった」と言われたことがありました。
その一言が本当に嬉しくて、「もっと技術を磨こう」と思えました。
運転では常に“安全・安心・快適”を意識しています。
揺れを抑え、お客様がぐっすり眠れるよう丁寧に運転する。
終点でお客様が気持ちよく眠っておられる姿を見ると、「お客様にとって快適な時間につながったかもしれない」と嬉しく感じます。
観光バスの業務では、中学時代の先生と偶然再会したこともあります。
思いがけない出会いに懐かしさが込み上げました。
先生からは嬉しそうに「頑張ってるなぁ」と声をかけられ喜んでもらえました。
観光バスの応援業務だったからこそ実現した再会で、「もう二度とないような貴重な経験ができた」と心から嬉しく、忘れられない思い出になりました。
営業所は明るく、自然と会話が生まれる雰囲気です。
帰庫すると誰かが必ず話していて、チーム全体で支え合っている感覚があります。
応援で別の営業所に行っても、年齢や立場を越えて気さくに声をかけてもらえるので、どこに行っても安心できます。
休日も柔軟に取れる環境で、同僚とゴルフに行ったり、ジムで体を動かしたり、旅行を楽しんだりとリフレッシュの時間も充実。
仕事とプライベートの切り替えがしっかりできることが、この仕事を長く続けられる理由のひとつだと感じています。