Mさん(入社8年)/主任運転士Kさん(入社17年)
やりがいはお客様からの「ありがとう。」その一言に尽きます!
バス運転士を目指したきっかけと、近鉄バスを選んだ決め手を教えてください。
Mさん)
前職のホテルの仕事を辞めてから、どんな仕事をしようと考えていた時に、目の前を走るバスを見て、ふと「こういう仕事もあるのか。バスの運転士って面白そうだな。」と思ったのがきっかけでした。
もともとドライブが好きで運転は得意だったのですが、大型二種免許を持っていなかったので「どうしようかな…」と悩んでいました。
そんな時に「養成制度あります」という近鉄バスの求人広告を見つけ、採用のイベントに参加して不安な事や疑問点など詳しく話を聞き「この制度なら安心して挑戦できる。」と思い近鉄バスを選びました。
主任運転士Kさん)
テレビや舞台の美術の仕事をしていましたが、「好きだった車の運転を仕事に出来たらいいな。」とずっと思っていたんです。
そこで、バスの運転士をしている学生時代の先輩にその事を相談し、色々と話を聞くうちに「バスの運転士になりたい。」と思うようになりました。
バスの運転士になるまでに大型車の経験を積んでおいた方がいいだろうと思い、大型二種免許を取った後1年間はトラック運転手として働き、その後、近鉄バスの門を叩きました。
数あるバス会社の中で、近鉄バスに入りたいと思った理由は「路線バス」からスタートして「リムジンバス」、「高速バス」とステップアップできるからです。
同じバスの運転士でも、「路線バス」「リムジンバス」「高速バス」と乗務するバスが違うと、求められるサービスや運転の質も全く違います。
幅広くバス事業を展開している近鉄バスなら、やる気さえあれば全てのバスを運転できるようになるという事は私にとっては凄く魅力的でしたね。
近鉄バスで働く魅力や、会社の良い所はどんな所ですか?
Mさん)
教習でお世話になった指導員の方や先輩が、ずっと気に掛けてくださっていて「頑張っとるか?」と声をかけてくれます。
とにかくみんなフランクで、いい人達ばかりで働きやすい環境です。
また、私のように全くの未経験で大型二種免許を持っていない人にとっては「大型二種免許取得支援制度」がある事や、不安がなくなるまでしっかり教えてもらえる「近鉄バス独自の研修制度」はとても魅力的だと思います。
また、主任運転士Kさんがおっしゃっていたように「路線バス」「リムジンバス」「高速バス」と多くのバスに乗れるのは、近鉄バスだからこそ。
それぞれの運行形態に合わせた教習など、会社側がしっかりバックアップしてくれる体制も心強いです。
主任運転士Kさん)
昔ながらの厳しい上下関係がなく職場の雰囲気が良いのは、この会社の良い所だと思います。
入社してから知った事では「路線バス」「リムジンバス」「高速バス」以外にも観光バスの応援に行かせてもらえたり、2階建てのオープンデッキバス「OSAKA SKY VISTA」という大阪市内周遊バスなど、思っていた以上に様々な種類のバスに乗れるのでとても楽しいです。
全てのバスを運転できるようになった今、主任運転士として新人教育や「安全運転訓練車」を使った技術指導なども任せてもらっています。
自分が分かっていても相手にどう伝えるかというのは難しいですが、教習した後輩が一人前の運転士として活躍している姿を一緒に働きながら近くで見られるのは嬉しい限りです。
バス運転士としてどんな時にやりがいを感じますか?
Mさん)
常連のお客様から「これ、食べて。」と美味しいものを頂くことがあって、それが嬉しいですね(笑)。
私は地元に密着したエリアをまわる路線を担当する事が多いので、小さなお子様連れのお客様からお年寄りまで幅広い年齢層のお客様にご利用いただいています。
通勤・通学で毎朝一緒の時間に乗車されるお客様や、病院への足として利用されるご年配のお客様など、毎日乗務する中で少しずつ顔なじみのお客様が増えていきます。
顔や名前を覚えてもらえたり、バスの運転を通して地域のみなさんの日々の暮らしの役に立てる事が嬉しいです。
でもやっぱり、お客様が降りられる時に「ありがとう。」と言ってもらえた時が一番嬉しいですね。
主任運転士Kさん)
やりがいはお客様からの「ありがとう。」その一言に尽きますね。
運転士として11年経った今でもそれは変わりません。
私が路線バスからステップアップしてリムジンバスに乗りはじめた頃、関西空港から上本町までご乗車されたお母さんと中学生くらいの娘さんから頂いた言葉は今でもはっきり覚えています。
上本町にバスが到着し、そのお客様がバスを降りられる時に「ありがとう。とっても快適でした。」と言ってくださったんです。その一言は今迄で一番嬉しかったですね。
この「快適」という言葉の奥に隠されている意味というのは、バス運転士にしか分からない誇らしさがあるんです。
運転だけでなく言葉遣いであったり車内の温度であったり、全ての事に対してお客様に満足してもらって初めて「快適」という言葉を頂けるのだと思います。
バス運転士の仕事で大変な事は何ですか?
Mさん)
乗用車しか乗ったことが無かったので、大型バスの運転は最初すごく難しかったです。
乗用車はAT(オートマ)車が主流の中、バスの免許を取る時はMT(マニュアル)だったので、まずクラッチの操作ができるか不安でした…。
教習で4ヶ月、その後は先輩が運転するバスに横乗りさせてもらい接客などを学ぶ実務研修を1ヶ月。
上手く運転出来るようになるまで、教習は他の人よりも長い期間かかりました。
何度もめげそうになりましたが、それでもなんとか乗り越え運転士として独り立ち出来たのは、誰一人として「もう、諦めたら…」と言う人はいなかったから。
自信を持って運転できるようになるまで、じっくり粘り強く親身になって教えて頂きました。
バスを運転出来るようになるまで大変な事も多かったですが、その経験があったからこそ今までずっと事故をせずに来れたのだと思います。
主任運転士Kさん)
バス運転士にとって「安全運行」というのは言うまでもなく何があっても最優先。
安全への意識を高く持ち続ける事が一番大切な事ですし、同時に難しい事だと思います。
私自身もそうですが教える立場に於いて気を付けているのが、歩行者は飛び出してこないだろうという「~だろう運転」ではなく、見通しの良い直線道路でも、もしかして歩行者が飛び出してくるかもしれないという「~かもしれない運転」。
ハンドルを握ったら、常に周りの状況を把握し一歩先・二歩先を予測しながら十分な余裕を持って慎重に運転することで事故のリスクを大きく減らすことができます。
今後の目標と運転士を目指している方へメッセージをお願いします。
Mさん)
「絶対に事故は起こさない。」それが私の日々の目標です。
その為に注意している事は、ミラーを確認したり他の車との距離を空けたり研修で教わった基本的な事です。
お客様の命をお預かりしている自覚を持って丁寧な運転を心掛けています。
今後の目標は、今は路線バスを担当していますが関空までの送迎を担う「リムジンバス」や、都市間を結ぶ昼行の「高速バス」など、早く乗れるようになりたいです。
私みたいに「大型二種の免許を持っていなくて経験も全くない。でも、バス運転士になりたい!」そんな人がいたら伝えたいのは、近鉄バスなら養成制度がありますし研修でしっかり教えてもらえるので、一生懸命やれば必ず立派な運転士になれること。
不安もあるかもしれませんが、是非、挑戦していただきたいです。私でも運転士になれたんですから(笑)。
主任運転士Kさん)
バスを単なる移動手段としてではなくて、お客様にワンランク上のサービスとして「快適さ」をご提供していきたいです。
これからももっとお客様に喜んでいただく為に、更なる高みを目指し運転士の途を極めたいと思っています。
バス運転士という仕事は「運転するのが仕事」と思っている人が意外と多いのですが、私達はお客様の命をお預かりし目的地まで安全に運ぶ事が仕事です。
運転できるのは当たり前。運転プラス「サービス業」という意識を持ってもらいたいですね。
直接お客様と接する私達運転士は、近鉄バスの看板を背負っているんです。
お客様に対する細やかな応対や接客、気持ちの良い挨拶など、そういう事にまで気を遣う事ができて初めてプロの運転士と言えます。
ですから、これからバス運転士を目指す方には、高いプロ意識を持って頑張ってもらいたいです。
経験のある方はもちろん、運転が好きな方、接客が好きな方なら大歓迎。
近鉄バスなら未経験から活躍している人も沢山いますし、私が責任持って教えますから安心して飛び込んで来てください(笑)。