もともと接客や販売をしており、人と接するのが好きでした。同時に介護にも若いころから興味があり、30歳になったら転職しようと思い、当時のホームヘルパー2級を取得。小さいころに母が曾祖母の介護をしているのを見ていたのも多少影響があったかもしれませんね。神の園とは別の法人で訪問介護スタッフとして介護業界でのキャリアをスタートさせました。訪問介護は訪問先のお宅に合わせる仕事ではあるものの、何でも屋さんになってはいけませんし、あくまで介護保険の範囲内でサポートすることが私たちの役割です。その点、神の園は、利用者様に対し、利用者様目線の介護を介護保険の範囲内で行えています。前職は正職員でしたが、現在はパート勤務。ムリなく働ける週4日勤務から始めて、今では5日勤務する週もあります。小学生の子どもの学校行事でのお休みも快く承諾してくれるなど、子育てとの両立に理解のある職場なので、本当に働きやすいです。また、訪問介護での心配事である、1人で利用者様のご自宅を訪問することへの不安。神の園なら自信をもって一人で行けるようになるまで、先輩が何度でも同行してくれるので心配は要りません。何でも気軽に相談できる環境ですし、定期的にホームヘルパー会議もあり、困りごとや悩みごと、情報を共有できる場があることも心強いです。
その方、その方の立場に立った介護を。
子どもとの時間を一番大事にしたい私にとって、神の園は、通勤時間も休日も、私の理想に近かったので選びました。
利用者様からたくさんのことを教わりながら、「来てくれてよかった」と思っていただける介護をお届けします。
訪問介護は利用者様と1対1で比較的長い時間コミュニケーションが可能。そういうところに魅力を感じ、前の職場から現在の神の園に至るまで、ずっと訪問介護を続けています。援助している時間、30分、1時間など、お一人ひとり時間はさまざまですが、その間、利用者が元気に明るく楽しく過ごせることが私の務めです。昔話などをお聞きしながら、その方ご自身のこれまでの生い立ち、既往歴、辛さなど、さまざまな角度から見て、理解して、コミュニケーションをとって、何を必要としているか、実はこうしてほしいのに、遠慮して言えないのではないか、とか、利用者様の本当の気持ちを汲みとり、想いを叶えたいと思っています。とはいえ、初対面のときや、信頼関係が築けていない時期では、拒否が強い方も多く、こちらから一方的に話しかけて終わることもしばしば。そんな経緯があるからこそ、私が訪問したらすぐに「あんな」と話しかけてくれたり、すんなり援助を受け入れてくれたりすると大変うれしいです。介護の仕事には正解がありません。お一人おひとり求められているものが違います。奥が深く、自分自身が人として成長できる仕事です。悩むことも、壁にぶつかることもありますが、人生の大先輩である利用者様のお話を聞いていると私の悩みなんて、とても小さいことに思えてきます。皆さんそれほどの経験をされている方ばかり。これからも、利用者様ご本人のほうから話をしてくれる、「ありがとう」と笑顔をいただける介護を提供していきたいと思っています。
介護福祉士 訪問ヘルパー