ただ、バスを運転することだけが、バス乗務員の仕事ではありません。今回は乗務員・上田さんの1日に密着。イワサバスがお客様を安全に送り迎えするために行っている日常的な取り組みの一部をお伝えします。
運行管理者との対面点呼を行うと同時に、健康状態や免許証の確認、アルコールチェックを実施します。貸切バスの乗務員は、お客様と1日をともにするサービス業だけあって、身だしなみのチェックも欠かせません。
ブレーキ、タイヤ、エンジン、灯火装置など、法令で定められた箇所を毎日点検。運行中の車両トラブルを未然に防止し、お客様を安全にお運びするために、乗務員自らの目で一つひとつ確実にチェックします。
出庫を控えた乗務員・事務員を集めて、朝礼を実施。国土交通省やバス協会からの通達のほか、当日の道路状況・渋滞予測も共有します。また、社内外の事故情報、当社に寄せられたクレームなども随時発信。気を引き締めて、その日の乗務に出発します。
現地に到着後、電話で中間点呼を行います。確認内容は乗務員の健康状態、道路状況、運行状況など。当初設定した行程通り、安全に運行が行われているかを営業所と共有したうえで、乗務を再開します。
すべての行程を終え、営業所に戻ってからは、再び運行管理者との対面点呼を実施。健康状態や道路状況についての確認に加えて、その日の運行状況の報告も行われます。観光営業で現地に宿泊する場合は、電話での点呼を実施します。
運行前と同様に車両各部を点検します。あわせて、翌日以降に乗車されるお客様が快適に過ごせるよう、内外装をくまなく清掃。最後に運転日報を作成・提出し、退社します。